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SYプラクティス主催「オープンダイアローグ体験の会2022春」コーディネーター |
日 時 |
4月17日(日)9時半〜12時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて・リフレクティング・トークについて」 ワーク:リスニング・ワークとリフレクティングのワーク
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参加者 | 教育センター相談員、児童相談所職員、家裁調査官、小児科医、スクールカウンセラーなど、8名 |
メ モ |
今年度初めての「オープンダイアローグ体験の会」。今回も様々な職種の方にお集まりいただきました。 これまで2時間半の研修時間でやってきた「体験の会」でしたが、今回は思い切って休憩なしの3時間でやってみたところ、講義もワークもそして振り返りも余裕を持って行うことができましたね。そのせいか、参加者の皆さん、じっくりと「リフレクティング体験」をなさったように思えました。リフレクティングでのトークでは、色々な名言(?)が次々と生まれてくる感じ。いくつかあげてみると〜
などなど、他にもたくさんの学びになる言葉がありましたね。 参加者の医師の方が「職場の中で私だけ”先生”と呼ばれて、名前を呼んでもらったことがない」という台詞に、参加者が笑いが起きたように、今回はワーク内で笑いが起こる場面も多かったですね。 このプログラムと研修時間にしっかりとした手応えをあらためて感じましたね。29日にもメンバーを変えて「体験の会」があります。さて、次はどんな会になりますか? 今から楽しみです。
以下に参加者の感想をお示しします。皆さんとても良い体験的な学びをされたことが伝わってきますね〜
● 今日は資料を拝見していて、ロシアでバフチンが今生きていてくれたら…!なんて思うと悲しくなりました。 今回は、「水平関係-居場所-居心地」の関係について、考え、楽しむことができました。 不確実ではあるけれども!…水平関係の土壌があれば、存在を認められた気持ちになりやすい。 そのため、居場所があると認識しやすい。 存在を認められた居場所があると、アウェイ感を感じにくい。 そのため、居心地が良くなりやすい。 こういう理屈ばかりでないし、そうでなければいけないこともないし、他にも形はあるでしょうが、「水平関係-居場所-居心地」の関係性は対話を生み出す鍵だと思えました。 その敷居を下げてくれるのが、その場が期待したい・その場に適した「呼び名」なのかななんて、会が終わってから、ふと思いました。ありがとうございました。 ● 本日は貴重な機会をありがとうございました。 あっという間の3時間でした。 体験の会は二度目、家族療法などの会を含めると数回目の参加でしたが、毎回楽しく、毎回新たな発見と学びをいただいています。 会の最後の感想でも述べさせていただきましたが、とても余韻の良い時間でした。人にとって、安心と安全が保障された場で対話をすること(話すこと・聴くこと)が、癒しや勇気づけにつながることを実感しました。 自分も誰かにとっての安心安全な場をつくったり、対話を続けることで“結果的に”良い循環の起点になれるよう、日々の実践や日常を過ごしていきたいと思います。 ● 対話の三方向の捉え方は、自分の対話のクセを理解する上では、とても活用しやすかったです。私自身の気づきとしては、「自分は垂直的な自己内対話が起きやすいため、周りとの水平的対話が疎かになりがち。周りの話を聞いていない、聴けていない事が多い」と感じてます。 原則を自分の腑に落とした言葉で表せるようにしていきます。原則は基本理念だけに、自分のしっくりした言葉で語れるようになることの意味は、大きいと思いました。 ● 私の画面の煙から話が広がり、私は皆さんに関心を持っていただいている嬉しさと驚きで、テンションが上がってしまいました。始まる前は、本当に緊張して参加を躊躇っていたので、その反動はあったと感じています。 ● 先生のお人柄、皆さんの自己紹介、ペアとなった方と話と進行していく中で、徐々にリラックスすることができました。安心安全を感じられたからこそ、緊張もほぐれていったと思います。 当たり前の事かも知れませんが、「関心」「共感」「肯定」は人をポジティブにしてくれる、と実感することができました。「このまま話を続けていたい」という主旨の参加者の言葉がありましたが、私も、まさにキャンプ最終日のような、名残惜しさを感じていました。わずかな時間しか過ごしてないのに、とても親密度が高まる心地よい場ができたことに、オープンダイアローグのスゴさを感じました
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《左の写真》
今回のオンライン研修時の机の様子
《2》 |
岩手県総合教育センター「養成研修コース」研修講座(第1回) 講師 |
日 時 |
4月20日(水)13時〜15時 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
第1回 オリエンテーション:自己紹介のワークなど。
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参加者 | 長期研修生5名。センター指導主事1名。 |
メ モ |
今年度も岩手県総合教育センターの「長期養成研修生」の講座が始まり、今回は第1回で、オンラインで行われました。今年度の「長研生」は、女性のみ4名です。 第1回目なので、恒例の「自己紹介ワーク」を行い、長研生同士やその指導担当の主事との親睦を少しばかり深められた感じかな? 昨年度は、第1回ではそこから2時間近くの講義を行なって、1日がかりの研修を行ったのですが、最後の方は長研生はもういっぱいいっぱいの感じでしたね。情報量が多すぎでしたね〜。そこで今年度は無理をせず「自己紹介ワーク」のみの2時間としてみました。まあ、感触としては程よい感じでよかったですね。 長研生をやろうとする現場の先生方は、皆真面目・熱心な方が多いので、こちらもやりがいがあります。今年度もそのような長研生が集まってきたようですね。 さて、今年度はどんな展開になりますか? 今から楽しみです。
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《3》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ体験の会2022春(追加)」コーディネーター |
日 時 |
4月29日(金・祝)9時半〜12時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
講義&ミニワーク「オープンダイアローグについて・ODの7つの原則・リフレクティング・トークについて」 リスニング・ワークとリフレクティングのワーク
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参加者 | 保護監察官、家裁調査官、スクールカウンセラー、生活支援員など、8名 |
メ モ |
「OD体験の会2022春」の追加開催。今回も参加者は、北は札幌から南は鹿児島県指宿まで全国からオンライン参加してくださり、そして上記のようなバライティーな職種の方がお集まりになりました。今回は特に司法系のお仕事の方が少し多めだったかな。いつもながら、最初の緊張感のある状況から、ゆっくりとワークを重ねるごとに雰囲気が和らいでいきましたね。 今回も対話のワークの中で、名言が飛び交っていました。またいくつかご紹介しましょう。 ✔︎ 聴くことに徹することで、いつの間にか自分が変わっていった。 ✔︎ 対話とは解決を手放すこと、解決を(良い意味で)諦めること。 ✔︎ 対話が不足すること=ストレスが溜まること ✔︎ 話すことと聞くことを分ける重要性を痛感。相手にコメントしないで聞けることはとても良い。 ✔︎ 対話が苦手でも「自分との対話」はできる。 など他にもいろいろな発見がありましたね〜。また以下に参加者からいただいた感想を記します。
● 本日はオープンダイアローグを体験できるとともに、今考えていることを言葉にして話し合える場にもなり、気分がリフレッシュされて、生活が前向きになる機会を与えていただいたように思います。対話は人の気持ちを前向きにさせるものだと実感しました。 オープンダイアローグの日常生活での取り入れ方がまだぼんやりとしていますが、自分なりに取り入れる方法を模索していきたいと考えております。 今後もどうぞよろしくお願いいたします。 ● 本日は有意義な体験会を有難うございました。 終了後もいろいろと湧いてくるものがあり、なかなか言語化できないままですが、 自分にはとても必要なトレーニングだなと思いました。 また参加させていただきたいと思います。 今後とも宜しくお願いいたします。 ● 昨日の体験の会のあとは、いつもどおりの育児に追われる休日を過ごしていましたが、ふと、会でのワークのことを思い出し、職場でどう活かせるかな、ワークの中でまだまだ聴きたい話したいことがあった気がするななど考えていました。 参考図書に、対話と対話の間に変化が生まれると書いてありましたが、確かに、次はこうしてみようかなという気持ちがぼんやりと湧いてくるような感覚でした。 貴重な体験の機会をいただき、やまさん含めて参加されていた皆様に感謝しています。 ありがとうございました。 ● やまさんの講義を聴きながら、そして参加者のみなさまと対話を行いながら、忘れていた対話の感覚を少しずつ思い出していくことが出来ました。リフレクティング・トークの形で他の方々が自分たちの会話について話す様子を観る、そして聴くという事を普段は中々体験できないものですが、この体験こそがリフレクティング・トークのとても大切なところなのだと改めて実感しております。 今後対面での開催を予定されているとのことで、実際に対面ならではの雰囲気の中で行われる会話もまたZoomとは違った感覚で繰り広げられるのだろうかと思います。東京から離れた所に住んでいる為、頻繁にとはいきませんが機会がありましたら是非やまさんのオフィスでも参加してみたいと思います。 ● ダイアローグはどのように実践されるのか、これまで本を読み 自分なりに理解して、自分なりに現場で活用していましたが、 今回、研修に参加することで、実際のダイアローグのプロセスを体験することができました。 最初の先生の言葉かけや自己紹介の段階で、ゆったりとして、ここでは自由に参加できるという 雰囲気を感じ、安心してその場に身を置くことができました。 最初にどのような雰囲気があるかによって、参加しやすさや居心地のよさが決まると実感しました。 これは私にとって、重要な視点であり、やっぱりそうなんだよな、雰囲気が大事なんだよなとあらためて思いました。 面接などをする場合、最初にどのように場の雰囲気を作るかについて苦心しています。 自分では相手が話しやすいようにと配慮して、そのような雰囲気を作っているつもりですが なかなかそのようには相手に伝わりません。 今回の体験だけでそれができるようになるとは思いませんが、そのような雰囲気はどのようにできるのか についてあらためて取り組みたいと思いました。 同様にリフレクティングプロセスでも、雰囲気の大切さを感じました。 自由に、安心できる雰囲気の中で自分の想いを聴いてもらう、語れるという水平の対話が、 自己との垂直の対話につながること、垂直の対話なくしては「自分が自分のことについて気付く、考えていける」 ということにつならないのだなと思いました。 今回の研修を入口にして、実際にダイアローグのプロセスを身に着けられるように、引き続き研修などに参加したいと思いました。 ありがとうございました。
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《4》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ練習の集い2022春」コーディネーター |
日 時 |
5月8日(日)9時半〜16時 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
講義&ミニワーク「オープンダイアローグについて・リフレクティング・トークについて」 リフレクティングのワーク。家族ロールプレイによるオープンダイアローグのワーク。
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参加者 | 家裁調査官・スクールカウンセラー・公認心理師・小児科医・大学職員・生活支援員など 8名 |
メ モ |
オープンダイアローグ(OD)をしっかりトレーニングしたい方向けの「練習の集い」。今回で4回目でしょうか。今回も「体験の会」でしっかりとリフレクティング体験を積んできた7名の方に参加していただきました。 サクッとODの思想の基本とリフレクティングのマナーを講義した後、家族ロールを作ってもらい、ODによる家族ロールプレイを約1時間ずつ、お昼休みを挟んで、計2セッション行いました。いや〜これまで以上にそれぞれのセッションともに良い展開をしていきましたね。問題が「解決した」というよりも、問題に「取り組んでいく希望が持てる」感じになっていったと思いましたね。また振り返りの時間もリフレクティングを使ってやってみましたが、良い学びの言葉がどんどん出てきました。 「ロールプレイでは『場が動いていった』感じ。何かつながっていきそう」 「生理学的な対話を体から言葉がこぼれそうになる体験で実感できた」 「リフレクティングは、良い“間”になっている。噂話の効用がある」 などなど。 次回の「練習の集い」は初めての「対面」で行うので、より楽しみになってきました。 また参加者からの感想を下にお示ししますね。皆さん良い体験をされたようです。
●今日は参加させていただき、ありがとうございました。 体験会や練習の集いで何度も顔を合わせた方との家族ロールは、家族役をやっていて不思議と「この場ならこのように振舞っても大丈夫だろう」という安心感がありました。 最初は「この場で話して大丈夫かな?」という緊張感や不安を感じながら家族役として話していたのですが、話していくうちに徐々に話しても大丈夫という空気や、家族間で行われるコミュニケーションに心動かされ、不思議と言葉が紡がれていく時間でした。 今回の中での発見は、今までセラピストとしてどのような言葉を発したら良いか、見ていったら良いかばかり考えていたのですが、家族役を経験することで「家族自身の言葉のもつ力の大きさ」も感じられたことです。例えば最初は子ども役として自分の発言が父から怒られるんじゃないかと心配して話しづらかったことが、母や祖母の言葉を受けて話そうという気持ちになったりと、当初そんなことをするつもりがなかったのに気が付いたら話していました。その母や祖母の言葉もセラピスト側のリフレクティング・トークを聴いてから紡がれているものであるのだと思うと、リフレクティングの持つ力を改めて実感しております。 トレーニングではありますが、回数を重ねるごとに対話することへの信頼が積み重なっていくのは、トレーニングでも実際の現場でも変わらないのかなと、ふとそんなことを思っておりました。 回を重ねるごとに新たな発見があり、また参加できるのを楽しみにしています。 ●一番最初にやまさんのオープンダイアローグ研修に参加したときのことを思い出しています。 事前に関連する書籍を読みましたが、「オープンダイアローグとは」が、頭の中にふわっと乗っかっている感じでした。 実際の研修では、やまさんの講義がありロールプレイに参加することで少しずつ頭の中にしみこんでいく感覚でした。 そして今回です。ようやく身体に少しずつ降りてきている兆しがあります。 クライアントチームとセラピストチームそれぞれを経験し、最後にリフレクションという形での感想タイムでは 始終、笑みが溢れ出ていました。 ご一緒した皆さまと良い時間を過ごせたからだと感じております。これもオープンダイアローグという時間が持つ力なのかなと 思います。 回数を重ねることで私自身の変化も楽しみになってきました。 次回もよろしくお願いいたします。 ●やまさんが、毎度、会の終わりに「疲れているから休んで」という趣旨のメッセージをくださいますが、今回初めて実感を帯びて理解しました。 夜と翌朝、気持ち良い疲れが残り、ウトウトしていました。 今回は、対話を続けるために何をすべきか、対話が繰り返されれば何が起こるか、対話とメンバーを信頼して手放してみることで、自然と「場は動く」ことを体験しました。余計な詮索や切り返しは不要。自分が専門家だとか、そんなのは忘れてるくらいで丁度良いですね。 これって、オープンダイアローグらしさを味わえたのだと思い、とてもラッキーな気持ちです。 この場を一緒に味わえた、参加者の皆さまに感謝したいと思います。 ●練習の会に参加させていただくのは初めてでした。時間的な長さももちろんありますが、体験の会よりも大満足の充実した時間を過ごさせていただきました! ワークをする中で、「場が動いていく感覚」を体感できました。 セラピスト側をしていたとき、正直、解決の方向性が見出せず、どんな言葉を発すればよいのか迷いながらそこにいました。 しかし、解決ではなく対話を続けることが目的だと教わっていたので、ただ「聴く」ということをしてみました。すると、クライエント側のそれぞれが想いを話してくださり、ラリーがつながっていきました。 同じセラピストチームの方が、クライエントの発言を繰り返し・要約してくださったり、率直な感想を述べたりしてくださったのも、対話が流れるのを助けてくれたように思います。 そうした対話を促す言動(技法)が、オープンダイアローグのセラピストチームには必要だと感じました。 これからも日々対話を続ける中で、心掛けていきたいです。 素敵な時間をありがとうございました!
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《5》 |
(株)BowLスタッフ対象「オープンダイアローグ研修」《第1回》講師 |
日 時 |
5月11日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
「オープンダイアローグを学ぶ」第1回 :自己紹介。講義&ミニワーク「オープンダイアローグについて・オープンダイアローグの背景について」 振り返り+質疑応答。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 13名 |
メ モ |
沖縄にある「うつサポートの専門機関 BowL」のスタッフのオンライン研修を担当しました。今回を含めてオンラインで3回、8月に対面で1回、オープンダイアローグについて研修を行う予定になっています。今回は第1回目。 BowLのスタッフが全員参加して、まずは自己紹介から始めて、講義中心に「オープンダイアローグの概要」や「オープンダイアローグの背景思想としてのアドラー心理学の水平的思想」「対話主義について」などお話ししていきました。 途中ブレイクアウトルームで3人のグループ討議の時間をとって、そのあと質疑応答の時間をとったところ、次々と質問が出てくる出てくる。いや〜とても意欲の高いメンバーが揃いましたね。私も1つ1つの質問にできるだけ丁寧に一生懸命お答えしました。この質疑応答の時間が長くなったため、予定していたリスニングワークの時間が取れなくなったほどでした。 次回は6月15日(水)。今から楽しみになってきました! 以下に研修後に頂いた感想をお示しします。
● フロイトとアドラー、垂直と水平 どっちも大事で、どっちも使えるようになるといいというのがとてもいいなと思っています。 また、オープンダイアログは、患者というより、1人の人間として研修生と向き合うことができそうだなと感じています。 BowL研修生との対話の場や組織支援での対話の場でもオープンダイアログの学びを活かしていきたいです。 今後の講義も楽しみにしています。 ● 改めてオープンダイアローグ基礎について学ぶことができてよかったです。オープンダイアローグについて知らないスタッフと学びが共有できたことも嬉しかったです。一方で考え方などで葛藤が生まれる部分もあります。(以前別の書籍を読んだ際にも葛藤が生まれていたことを思い出しました。)水平的な思想でしっくりきている部分・きていない部分があり、特に現場に支援のスタンスや実施について伝えている中ではどうしても垂直的になりがちな自分に少しげんなりしてしまったり、頭を悩ませている部分があるのも事実です。(沖縄の方言では"うちあたい"というかもしれません。)研修受講を継続していく中でその部分もクリアにしていけることを楽しみに次回受講しようと思います。
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《6》 |
岩手県総合教育センター主催「いじめを予防する学級集団づくり」研修講座 講師 |
日 時 |
5月17日(火)10時半〜16時半 |
場 所 |
Zoomによる配信。(講師は岩手県総合教育センターから) |
内 容 |
講義&ワーク「いじめ問題に教員ができること〜アドラー心理学的取り組み方」
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参加者 | 岩手県内の小学校・中学校・高校・特別支援学校の教員 約80名 |
メ モ |
この時期恒例の岩手県総合教育センター主催の「いじめ」の講座ももう4年連続でしょうか? 実は、岩手県は独自に「非常事態宣言」を出しているとのことで、この研修も対面実施は禁止され、講師は教育センターにいて、参加者は各学校にいるというオンライン研修として実施されました。 ところが・・・岩手県教育委員会の方針でZoomではなく、Tearmsをアプリで使用しているせいか、Macのノートパソコンを使用している私のパワーポイントファイルが開けないという事態が研修開始直前に判明(MacとMicrosoftの関係でよくあること!)。その修復にドタバタしているうちに約1時間遅れで開始。結局、午前中はパワポが使えず、事前に配布した資料を見ながらの研修となりました。 この日はさらにTearmsのブレイクアウトルームは(参加人数が多いせいなのか)開くのに時間がかかってしまい使えない、配布した資料はページが抜け落ちていることが途中で判明したり〜とまるで研修を邪魔する「悪魔」がいたようでした。まあ、こんな時は講師としてしっかりと落ち着いて講義して行けば良いのですが、心に余裕がなくなっている私は思わず何度も(Tearmsの開発者である)Microsoftの悪口をバンバン言いながら講義してしまいましたね〜笑。肝っ玉が小さかったことに反省! 午後からはパワーポイントは使えるようになりましたが、ブレイクアウトルームがやはり使えない。急遽予定していたブレイクアウトルームによるグループワークは、個人による作業に切り替えてやっていきました。 オンラインの研修はこのようなブレイクアウトルームが使えないこともあるという想定をして、むしろチャット機能などを駆使したワークを今後作っていったほうが良いな〜と痛感しました。最後は質問や感想をチャットでもらったのですが、そこにはとても良い質問や有難い感想がきていましたね〜これで少し救われたかな。 なんとか無事に終えて、帰りの新幹線に乗る頃はもうヘトヘトでした。いや〜今後のさらなるオンライン研修の課題をもらった感じですね。
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下の写真)左から「岩手県総合教育センター」「裏の森を窓からパチリ。新緑の季節ですね〜」「昨年の長期研修生からのお見上げがありました。横のつながりのコーヒー」「お昼のお弁当 650円」
《7》 |
鎌倉ケアマネジャー連絡会記念講演 講師 |
日 時 |
5月25日(水)18時10分〜19時40分 |
場 所 |
Zoomによる配信。 |
内 容 |
講演「ケアマネジャーのためのアドラー心理学〜セルフマネジメントに活かすために」
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参加者 | 神奈川県鎌倉市内のケアマネジャー 約40名 |
メ モ |
鎌倉市内のケアマネジャーの集まり(かまくら地域介護支援機構)にオンラインでお呼ばれして講演をしました。 ケアマネジャーは利用者さんだけでなく、そのご家族にも対応するので、ストレス多きお仕事だと言うことは容易に想像できますよね。そこで、講演内容としては、そのようなストレスにどう対応するかという点を中心に、アドラー心理学による「人との良好な関わり方」について、お話しさせてもらいました。 90分間の講演でしたが、ブレイクアウトルームも2回ほど行い、小グループでの話し合いも挟んだので、参加者の皆さんは、それほど長く感じられなかったようですね。最後に何人かの方に質問や感想をいただきましたが、概ね好評だったかな。 このような現場で頑張っている方々のための講演や研修は、アドラー心理学の内容はとても役立つな〜とあらためて実感できましたし、それゆえとてもやりがいを感じますね。 これからもこのような機会があったら、1つ1つ丁寧に準備していきたいものです。
◆参加者のアンケートの結果が届きました(6/13)
○本日の研修に参加したきっかけは何ですか? ①自ら希望した17人 ②その他 1人:以前にもアドラー心理学の研修に参加して良かったから 〇本日の研修に参加して、オンライン環境はいかがでしたか ① 特に問題なし16人 ⑤その他 1人 最後の方でこちらの操作の不具合で画像が黒くなってしまった。 ○本日の研修の内容は、いかがでしたか? ①満足 15人 ②概ね満足 3人 ○本日の研修の内容は、理解できましたか? ①理解できた11人 ②概ね理解できた7人 ○本日の研修で学んだことは実践に活かされますか? ①活かせる13人 ②概ね活かせる5人 ○本日の研修に参加してよかったと思うこと、気づいた点等を教えてください。 ・過去の出来事から抜け出せないトラウマとどのように向き合い前に進んでいけばよい のか、考えるきっかけ になった。 ・課題の分離(分担)は非常に興味深いです。私が考える(気にする)ところでは無い部分や 気にしてもどうにも ならない部分に気づくきっかけになると思いました。 ・ストレスの考え方が変わり楽になりました。ありがとうございます。 ・対人関係についての悩みが軽減できた。 ・利用者や事業者、同僚や上司等、様々な対人関係の中で、自分のメンタルをどのように 保つかを大変分かり やすくアドラー心理学で教えていただきました。ありがとうござい ました。これからは、自分自身がP砲を たくさん出せるように心掛けたいです。 ・毎日の業務はもちろんですが、生きていくうえで大切なことを教えてもらいました。 ・対人援助職として、悩みは対人関係にあるというのがとても理解できました。 ・自分の課題と他人の課題として分けて考える。 ・どんな時でも必ず私に出来ることがある、自分に言い聞かせようと思いました。 ・P循環を意識する、対人関係において必要なものだと、有意義な研修でした。 ・私生活でも、仕事においても、自分を変える勇気を持つことが自分には必要なことと思 いました。今日帰っ たら家族にいつもありがとうと伝えます。 ・アドラー心理学をわかりやすく理解できた。 ・今後これをきっかけに本を読んで深めていきたいと思っています。 ・ポジティブ思考は大事。 ・人間関係の悩み事を解決するヒントをたくさんいただけた研修でした。明日からまた頑 張れそうです。あり がとうございました。 ・P循環を意識する。 ・具体的な方法が分かったので今日すぐにでも出来るので帰宅したら家族に言います。 ○今後、どのような研修があれば参加してみたいですか? (取りあげてほしいテーマ、実施時期・時間など) ・八巻先生のアドラー心理学の続編。4人 ・対人援助技術。 2人 ・時間は今日くらいがちょうどよいです。3人 ・ケアマネの質の向上といわれる昨今ですが、何をもって質の向上になるのか。 ・適切なマネジメント手法。 ・心理学はもっと深めていきたいテーマの一つだと感じます。 ・本を読んで勉強します。 ・ケアマネとしてのセンスの磨き方。 ・こういうテーマは仕事に直結しないように見えるのか、なかなかしてくれませんが今回 はありがとうござい ました。このような話はうれしいです。 ・カスタマーハラスメント対応。 ・困難事例について。 ○その他(自由記載欄) ・とても興味深い内容でした。ありがとうございました。 4人 ・制度だけでなく、いろいろな社会的なサービスを知らなくてはいけないし、手続きだっ たり、人間性だった り、一つ一つが肥やしになると信じています。 ・八巻先生の研修、とても良かったです。また機会がありましたらお願いいたします。 ・会場にあつまらない配信ができるんだなあと感慨深いものがありました。 ・本日の講師の先生の講義はとても楽しく、よく理解でき、久々のヒットです。 ・こちらのトラブルでグループワークに参加できずグループの方にご迷惑をかけてしまいました。申し訳あり ませんでした。 ・サイコセラピーの本、帰ったらアマゾンで買います!!スタッフの皆さまありがとう ございました。とても 参考になる研修で嬉しいです。
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《8》 |
岩手県総合教育センター「養成研修コース」研修講座(第2回) 講師 |
日 時 |
6月1日(水)10時半〜16時 |
場 所 |
岩手県総合教育センター2階会議室。 |
内 容 |
第2回 自己紹介ワークVer.2。2ヶ月間の振り返りと質疑応答。公開コンサルテーション。
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参加者 | 長期研修生5名。センター指導主事1名。 |
メ モ |
4月以来の長期研修生の研修の2回目。前回はオンラインでしたが、今回は岩手県総合教育センターでの対面研修。前日に岩手入りして、久しぶりにセンターの指導主事と飲み会をしました。そこでしっかり今年度の長期研修生の様子を聞き、改めて今回の研修内容のプランニングを行いました。 基本的には「もっと長期研修生同士で出会うこと」「読書の学びが多いので、そこからもっと前進すること」などをコンセプトに、お互いをもっと知り合うワークや、これまで約2ヶ月間の研修生活の振り返りと質疑応答、そして最後は研修生の一人を募って「公開コンサルテーション」を行って、その後の質疑応答を行いました。 やはり、問題意識が高いメンバーばかりだったせいか、次々ととても良い質問が出てくる出てくる。その質問にできるだけ丁寧に答えて行ったところ、とても充実した学びの場になったように思いました。 これまで「公開カウンセリング」を行なっていたブログラムを、生徒のことについて教師として相談する「コンサルテーション」に切り替えて行なったところ、みなさん意欲的に学ばれていましたね。 次はちょっと先ですが、9月8日。長研生がどんな成長を遂げているか? 今から楽しみです。
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写真左から「花巻駅前のホテルからの景色」「岩手県総合教育センター」「お昼はお弁当でした」「センター裏の森」
《9》 |
岩手県総合教育センター「沿岸地区相談室」訪問スタッフ |
日 時 |
6月2日(木)〜3日(金) |
場 所 |
岩手県宮古市内の高校・中学。 |
内 容 |
訪問した高校・中学の先生方のコンサルテーション。教員と生徒のカウンセリング。
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参加者 | 宮古市内の中学と高校の教員3名。生徒1名。 |
メ モ |
今年度初めての岩手県総合教育センター教育相談部門の一事業である「岩手県沿岸地区相談室」に同行してきました。 今回は岩手県の沿岸部にある宮古市内の高校と中学を各1校ずつ訪問して、コンサルテーションやカウンセリングを行いました。2日間の日程でしたが、教員と生徒をそれぞれ1名ずつのカウンセリングがあったり、教員のコンサルテーションがあったり、校長先生とお話ししたり、と結果的にはいろいろな生徒や先生方とお話しすることができましたね。 それらのセッションでは、途中で「リフレクティング・トーク」を挟むいわゆるオープンダイアローグのミーティングの仕方でやってみましたが、リフレクティングの時には、セラピスト側として話を聞いている時とはまた違ったアイディアが浮かんでくるという体験を実感できましたし、さらに「リフレクティング」を聞いている方にとっても、それが良い効果があるように思えましたね。 この「沿岸相談室」は必ずセンター主事と複数名で訪問するので、このオープンダイアローグの実践は続けていきたいですね。 今回の学校訪問のもう1つの目的は、この3月まで教育センターの長期研修生をやっていたK先生が、4月から現場復帰した学校を表敬訪問(?)するというものもありました。いや〜K先生、生徒指導主任として頑張っていましたね〜! そのような指導した長期研修生がまた現場で頑張っている様子を見られて、こちらも嬉しいですね。またこのような機会があるといいな〜
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《10》 |
日本ブリーフサイコセラピー学会第32回大会オンライン大会ワークショップ 講師 |
日 時 |
6月5日(日)13時〜18時 |
場 所 |
Zoomによるオンライン配信。 |
内 容 |
講義&リフレクティング「「心理臨床実践における”言葉が心をつくる”ということ~家族療法そしてブリーフセラピーの系譜から~」。 児島達美先生(KPCL)とのコラボ・ワークショップ。
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参加者 | ブリーフサイコセラピー学会員など24名。 |
メ モ |
ブリーフサイコセラピー学会のワークショップの講師を、児島達美先生と担当しました。 今回のワークショップは「児島臨床をしっかりと学ぶ」というコンセプトのもと、Zoomでの児島先生との打ち合わせを4回も重ねて、しっかりと準備をすることができました。この準備のための打ち合わせも、児島先生の駆け出しの頃からのいろいろな人や本との出会いをしっかり聞けて、私にとっては楽しい学びの時間でしたね〜笑。 結局、児島先生自身に「私の心理臨床に影響を与えた本と人」を選んで語ってもらうのが、児島臨床を描くのには一番良いという考えに至り、それら(本の中の一節)をパワポで見せながら、児島先生と私が「座談(=おしゃべり)」をして、その後にそれを聞いていた参加者3〜4名を募って、リフレクティング・トーク(RT)をしてもらう〜という形を取ることにしました。 児島先生との座談の面白さはもちろんのこと、その後の参加者のRTも面白い意見や質問が出て、それに児島先生や私が答えるという、とても良い循環が生まれていきましたね〜。あっという間の5時間だったように思います。 1つ反省点としては、私自身はこのワークショップは「黒子(クロコ)に徹する」つもりだったのですが、少し喋りすぎるクロコになっちゃったかな〜という感じはありました。黒子ではなく「グレコ(灰子)」になっちゃいましたね(古い例え〜!笑)。 でも、企画から作り上げたワークショップでしたが、まあ〜参加者に満足いただるものになったと思えたかな〜? 最後に参加者に「もしよろしければ、ワークショップの感想などをメールでお送りください。」とお願いしたところ、数名の方から丁寧な感想メールをいただきました。下にお示しします。 また後日、講師の児島先生からは 「この度のワークショップでは先生には大変お世話になりました。先生の進行についてのアイディアが、私にとってはとてもありがたかったです。 従来の講師一人がしゃべって…というスタイルは、あまり”知恵”を生まないね。 また、参加者の方からのコメントを読ませていただきました。 いずれも実にありがたいものです。」 というメールをいただきました。やはり、あらためてこのワークショップを企画してよかったな〜と思えましたね。
・本日はありがとうございました。 どんな言葉に囲まれるか、 どんな言葉を用いるか、 の大切さを改めて実感した半日でした。 これからの未来、私たちは音声スピーカー(Hey! Siri)やフェイクニュース、 ターゲティング広告などに囲まれる生活を送っていくことになるだろうと思います。 どんな言葉に囲まれるか。 主体的に意識していかないと、無意識の魔の手(!?)に引っ張られてしまうかも。。 そんなことをぼんやりと考えておりました。
・昨日は貴重な講座をありがとうございました。 技術だけではなく、カウンセラーとしてのあり方が学べて、とても勉強になりました。 動的平衡という考え方を聞いたことがあります。 人はガスみたいに細胞が死んで生まれ変わってをたえず繰り返しているという事を表す言葉らしいのですが、 私は先生のお話を聴いて 身体だけでなく心もそれに近いのではないかと思いました。 人は相手によって変わるし、 今ある性質がみえているだけでそれがその人自身ではない この瞬間に変わり続ける人同士がセッションしている 分析する縦に深く掘る視点と 一刻一刻変わりゆくこの一瞬の相手を俯瞰してみる視点 両方が必要という事を私はこの講座から学びました。 ありがとうございました。
・ワークショップ中、先生方が話題にしてくださった家庭裁判所調査官として勤めています。 日々、目の前の少年や当事者、その家族などのネットワークにも想いを馳せながら、難しくも楽しく、自分にできることは何だろうかと考えながら働いております。(できないことが何と多いことか、と気付かされる日々でもあります。) 先生方がおっしゃられていたように、 仕事の中で、どうしても根拠に基づいた「ジャッジ」や「分析評価」を求められ、その正確な報告も求められる世界です。 なんとも言えない違和感を抱くことも多いです。 ✔︎一概には言えない、決めつけられない、人ってもっと多面的だよなぁ... ✔︎会って数回の自分が得た少ない情報で判断していいのかな... ✔︎そもそも、誰かを誰かが分析して、分かった気になるのは違うんじゃないか... ✔︎純粋に、おこがましい... などです。 私が感じているそれとは少し違うかもしれませんが、先生方も違和感を抱くことがあったとのお話を聴けて、少し嬉しかったのと同時に、広い意味での業界?として、課題であるとも感じました。 また、「おしゃべりが役に立つ」という話についても、とても面白く、共感しながら聴かせていただきました。 というのも、調査面接の中で ✔︎こちらが必要な情報収集だけの調査は、無機質であたたかみがなく、循環が起きない ✔︎対話的な調査は、ゆるむ ・ゆるむと、良くなる (ここでの「良くなる」は、こちらが期待している方向は進むというより、被面接者の体感・表情・心の状態というイメージです。) ということを実感しているからです。 ただ、「ただウンウンと聴く」だけでは、多くの場合良くならないと感じています。 まさに、ワークショップでもあった「きく=尋ねる・質問する」ことが、大切さだと感じています。 興味関心を持って聴く(傾聴→質問→傾聴→質問...)ことを繰り返されることで、どちらか一方だけでは感じられない「聴いてもらえている感」を感じられるのかもしれませんね。 そして、そこが整ってはじめて、いろいろなことが動いていくのだとも思いました。 今後もこの学びを生かしていきたいと思います。
下の写真は、ワークショップで使用したパワポの一部です。 |
《11》 |
大泉学園「思春期の相談室」心理スタッフ研修(第1回) 講師 |
日 時 |
6月11日(土)14時半〜16時半 |
場 所 |
Zoomによるオンライン配信。 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて:第1回」 オープンダイアローグについて。水平的思想や対話主義についてなど。
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参加者 |
大泉学園こども思春期クリニック附属カウンセリングルーム「大泉学園 思春期の相談室」心理スタッフ4名。 大泉学園こども思春期クリニック院長。計5名 |
メ モ |
この夏に開室する新しいカウンセリングルーム「大泉学園 思春期の相談室」のスタッフのオンライン研修を担当しました。 この相談室は、長年親しくさせていただいている小児科医のS先生が「オープンダイアローグを中心にしたカウンセリングルームを作りたい」という考えを実現したもの。私もずっと構想段階から関わってきていました。 この春に採用したスタッフのオープンダイアローグ研修を5回シリーズ(オンライン2回+対面研修2回)で行うことになり、今回は1回目。S先生も含めて、新規採用した3名の心理師と、「こども思春期クリニック」に勤めている看護師さん1名が参加してくださいました。 今回はオープンダイアローグそのものの概略に加えて、その背景にある思想(対話主義+水平的思想)を丁寧に講義して、リフレクティングを使って質疑応答を行いました。参加したスタッフの方々は皆オープンダイアローグの考え方や思想に共鳴したくださったようで、リフレクティングでも「とても不思議な体験です」といった好感的なコメントが多かったですね。「オープンダイアローグは、ざっくばらんな会話、井戸端会議、おしゃべり、座談」といった今回参加者同士で交わされたワードも、実践のヒントになりそうな言葉でしたね。 次回は本格的に「リフレクティング」をワーク中心に行う予定。さて、どうなりますか? 今から楽しみです。
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《12》 |
(株)BowLスタッフ対象「オープンダイアローグ研修」《第2回》講師 |
日 時 |
6月15日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
「オープンダイアローグを学ぶ」第2回 :講義&ミニワーク「リフレクティングについて」振り返り+質疑応答。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 13名 |
メ モ |
沖縄にある「うつサポートの専門機関 BowL」のスタッフのオンライン研修の2回目。今回は「リフレクティング」の講義とワークを主に行いました。 最初にブレイクアウトルームを使って、オープンダイアローグの基本的なワークを行いましたが、各ルームを覗いてみても皆さん楽しそうに会話している感じ。このBowLのスタッフは皆良い信頼関係がすでにあるんだな〜と思えましたね。 「リフレクティング」のルール等についての説明の後、参加者の中から5名を指名して、私も加わって3人のグループの2組によるリフレクティング・トークのワークを約45分間行いました。(他の方は今回は観察役)会話の話題がどんどん広がっていくのを感じましたね。今回は特にグループ内のメンバー同士で質問しあってみると、グループ内の会話が活性化しているように見えました。この点、リフレクティングを行う際の工夫の1つに加えても良いように思えましたね。 この研修は、次回は7月20日にもう1度オンラインで行う予定。次回は参加者全員にリフレクティング体験をしてもらいたいと思っています。さて、どうなるか。楽しみでもあります。
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《13》 |
岡山県高等教育研究会教育相談部会 講演会 講師 |
日 時 |
6月17日(金)14時〜16時半 |
場 所 |
岡山県生涯学習センター 大研修室 |
内 容 |
講演「学校で活かすアドラー心理学入門」 質疑応答。
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参加者 | 岡山県高等教育研究会教育相談部会 会員 約80名 |
メ モ |
2014年以来、8年ぶりに岡山に来ることができました。今回も2日間にわたって1日目は県内の高校教員対象の講演会と、2日目は岡山ブリーフセラピー研究会の主催の研修会の講師を担当(8年前と全く同じです!)。 今日は講演会でした。金曜の午後ではありましたが、たくさんの県内の高校の先生方が参加してくださいました。窓口になってくださったA先生(元高校教員)が「岡山では、もうコロナはそんなに神経を尖らせてないですよ〜」という言葉をいただけたので、それを頼りに講演の中でしっかりと遠慮なくグループワークを入れました。いや〜安心して(コロナ前の)いつものような講義とグループワークを織り交ぜながら展開できたのはよかったです。 最後にとった質疑応答の時間にも、3名の参加者の方からとても良い質問をいただけました。そのやりとりでも、学びが深まった感じでしたね。 夜はA先生も含めて翌日の研修に参加する5名の方と、懇親会を催してくださいました。岡山の美味しいお魚をつまみに楽しい夜を過ごせましたね。 講演の終わりに「もしよければ感想をお送りください」とメールアドレスを開示したところ、さっそく参加者の方からいただきました。嬉しいですね〜。事務局からのメールとともにご紹介しますね。
・アドラー心理学は名前は聞いたことがあるものの、内容は全くの無知である私でしたが、フロイトとの比較で分かりやすく特徴を掴ませていただきました。 また、特徴や概念的理解のみではなく、要所要所に実践の場を設けていただいていたので、体感的に理解しやすいものでした。(中略)ご講演を聞いて、2時間半とは思えないほど発見がありました。本日の講演会に参加できて本当によかったです。とても充実した時間をいただけました。 本当にありがとうございました。
・先週は講演会をありがとうございました。 先生のお人柄と、研究され、実践されているアドラー心理学について 楽しくそして深く学ぶことができました。アンケートにも 「八巻先生の講演会をまた受講したい」とのお声もありましたので、 またお越しくださることを楽しみにしております。
写真の下に「参加者からのアンケート集計結果」を掲載しました(6/21)。
下の写真左から)「岡山駅」「講演会場の前のスクリーン」「夜の懇親会から:岡山はサワラ(鰆)のお刺身が美味しいそうです。お店の大将が美味しい日本酒をどんどん持ってきてくれました!」 |
《14》 |
岡山ブリーフセラピー研究会・ストレスマネジメント研究会 共催研修会 講師 |
日 時 |
6月18日(土)10時〜16時半 |
場 所 |
岡山県生涯学習センター 中研修室 |
内 容 |
ワークショップ「アドラー心理臨床の実践」:講義と演習「アドラー心理学について」「今、アドラー心理学を学ぶ意義」「エンカレッジメントの手法」など
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参加者 | 岡山ブリーフセラピー研究会・岡山ストレスマネジメント研究会 会員、スクールカウンセラー、大学教員、養護教諭など 14名 |
メ モ |
岡山出張の2日目。今日は岡山ブリーフセラピー研究会と岡山ストレスマネジメント研究会の共催のワークショップを担当しました。会場は昨日と同じ場所の綺麗な「中研修室」でした。 8年前に来た時は、アドラー心理学とブリーフセラピーを初めて結びつけたワークショップを行ったのですが、自分でもまだ整理しきれていない感覚があって、1日研修の最後の方は冗長気味になってしまったのを覚えていました。 それから8年、私もアドラー心理臨床の実践や研修の経験を重ね、アドラー心理臨床による学会発表も行い、論文をいくつか執筆しました。何よりも仲間とアドラー心理学の学会(個人心理学会)を作るという大きな経験を積み重ねてきました。(思えば、アドラー心理学というだけでも、激動の8年だったな〜) もう「前回のようなダラダラ研修にしないよう、リベンジするぞ〜!」という気持ちで、がっちり準備して臨みました。アドラー心理臨床の研修ネタはたくさんあって、むしろどれを選ぶかが大変だったくらいでしたね(笑)。 いざ始まると、パワポをなぞるだけでなく、自分の経験談を交えてあふれるようにお話しすることができ、さらに参加者からも的確な質問や意見が出てきたので、それに対してコメントしていくことによって、とても充実したワークショップになれたな〜と思えましたね。最後は参加者全員から感想をいただき、こちらがエンカレッジされるようなコメントをたくさんいただくことができました。。うん、エンカレッジメントとはお互いの「共振現象」になるのが良いんですね! 参加者の養護教員の方から、早速今年の11月に岡山県津山市での講演依頼を受けました。また岡山に来る機会ができて嬉しいですね〜。 参加者の方から、嬉しい「感想」をいただきました。下にいくつかお示しします。
・遠方からお越し下さり、長時間、素晴らしい講演を誠にありがとうございました。お疲れ様でございました。 私は教員ではないのですが、人と関わる仕事に長くついており、心理学に大変興味を持っておりました。 アドラーやフロイト、ユングなど書籍で読んだ事がある、という程度の知識でお恥ずかしいのですが、 今回のアドラーの講演は、まさしく目から鱗、全く新しい分野のお勉強のようでした。 先生の解釈でアドラー学べた事は幸福でした。 今後も仕事のみならず 自分の人生において、必要な生涯の学びになりそうです。 先生のユーモアたっぷりの話術に加え、たくさんのワークショップ、楽しくてあっという間の5時間!でした。
・土曜日には、とても、わかりやすい楽しい研修をありがとうございました。最近、神様が自分に必要なものと出逢わせてくれると思う事がよくあります。先生の研修も、その一つです。これからのありように、とても、重要なヒントをいただけました。
・八巻先生のアドラー心理学の捉え方、まとめ方、実践方法など多くのことに触れることができ、私自身とても整理がつきました。8年前は理論を理解していただけの私でしたが、今回は実践を通して自分なりに形にしてきたものと比較したり、つなぎ合わせたりしながらお話を伺い、大変多くの学びを得ることができました。特に、「勇気づけ」の考え方について悩んでいたので、そこが「エンカレッジメント」や「水平関係」「対話」「共振作用」などのキーワードで整理されていたことがとても印象的でした。 今後自分に何ができるのか、ということを常に考えながら、わくわくした気持ちで受講することができました。八巻先生がしっかり受講者たちとの対話を行い、会場の空気を温かく、エンカレッジメントに溢れたものにしてくださったことにも深く感動しました。 お忙しい中、岡山県に来てくださり、そして岡山県の人々をエンカレッジメントしてくださり、大変ありがとうございました。
下の写真左から)「岡山県生涯学習センター」「中研修室の前」「会場をパチリ」「昼食はA先生ご夫妻と岡山名物『わら丼(さわらの刺身どんぶり)』をいただきました。美味しかった〜!」 |
《15》 |
令和4年度 埼玉未来大学ライフデザイン科 授業 講師 |
日 時 |
6月21日(火)13時〜14時半 |
場 所 |
埼玉県県民活動総合センター (埼玉県伊奈町) |
内 容 |
講義「人生の処方箋~アドラー心理学の実践~」
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参加者 | 一般市民 67名 |
メ モ |
久しぶりに「埼玉県県民活動センター」での講座を担当。この2月までこのセンターの「生涯学習課」で企画した講座を4年ほど毎年やっていたのですが、諸事情でそれがなくなってしまい、残念に思ってました。今回は、埼玉県が主宰する「埼玉未来大学」の1つの講座としてお呼びがかかったのですが、会場が偶然にも「県民活動センター」だった次第。講座が始まる前に生涯学習課の担当のSさんとも再会できてお話しできたのはよかったです。 講座の方の参加者は、60歳以上の人生のベテランの方々ばかり。それは想定内で、そのような方対象のアドラー心理学の切り口を準備しました。結果的には、まあいくつか笑いも取れましたし、全体的に落ち着いて話せたかな。準備したパワーポイントのボリュームは多いかな〜と思ったのですが、流すところはサラッと流して、強調したいところはゆっくり・しっかり話すというメリハリをつけていったら、ほぼ時間通りに進行できましたね。 以前も感じたのですが、このようなシニア世代の生涯学習を提供するいわゆる「公民館的な講座」で、アドラー心理学を伝えることは、とても重要な仕事だと思っていたので、このような機会がさらに増えるといいですね。 講座の後は、翌日の岩手県盛岡市での講演のため、急いで岩手に移動して、盛岡の夜を楽しみました。
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埼玉県伊奈町にある「埼玉県民活動総合センター」
《16》 |
岩手県学校栄養士協議会主催 岩手県栄養教諭・学校栄養職員研修会 講演会 講師 |
日 時 |
6月22日(水)13時半〜15時半 |
場 所 |
アイーナ・いわて県民情報交流センター (岩手県盛岡市) |
内 容 |
講演「学校で活かすカウンセリング」
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参加者 | 岩手県内の学校に勤める栄養教諭・学校栄養職員 約120名 |
メ モ |
上記の埼玉での研修の後、岩手県盛岡市に前日入りし、翌日、岩手県の栄養教諭の研修会で講演をしてきました。 岩手県内の学校の栄養教諭・職員の方が集まる会合での講演ということで、参加者は全員女性。そのせいもあるのか、講演直前には役員の皆さんと昼食をとりながらお話しできたり、講演後はお土産を持たせてくださったり、とても気持ちの良い配慮をしてくださいました。 講演内容は、これまで「教員更新講習」でお話ししたものをそのまま(少しワークは変えながら)じっくり2時間ノンストップでお話しさせていただきました。いつものようにグループワークを行いましたが、参加者の皆さん楽しそうにお話しされていましたね。私も(時間的余裕があったせいか)じっくりと様々な実例を交えてお話しできたのはよかったです。 終了後に役員のお一人が「(ワークの中で)こんなに褒められたのは久しぶりで、涙が出てきました。」おっしゃってくださったのが、印象的でしたね。そうなんですよ。年齢が上がるに従って、褒められることは少なくなりますよね〜。「相手の良いとこ指摘をするワーク」は幾つになっても大切ですよね〜! 帰りの新幹線の時間の関係で、終了後は急いでお暇する感じでしたが、帰りの新幹線の中で、ビールと福田パンのあんバターを飲み食べしながら、気分良く帰宅の途につきました。
下の写真左から)「盛岡駅」「盛岡市内を流れる北上川」「講演会場のアイーナ」 下の段左から)「講演前に食べたお弁当。美味しかったですね〜」「会場の前の部分をパチリ」「帰りの新幹線の中でいただいたビールと福田パンのあんバター」 |
《17》 |
大泉学園「思春期の相談室」心理スタッフ研修(第2回) 講師 |
日 時 |
6月26日(日)10時〜12時 |
場 所 |
Zoomによるオンライン配信。 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて:第2回」 リフレクティングについて講義とワークなど。
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参加者 |
大泉学園こども思春期クリニック附属カウンセリングルーム「大泉学園 思春期の相談室」心理スタッフ4名。 大泉学園こども思春期クリニック院長。計5名 |
メ モ |
6月11日に引き続き「大泉学園 思春期の相談室」のスタッフのオンライン研修を担当。前回は講義が中心だったので、今回は講義は少なめにして、できるだけワーク体験を多くの時間に当てるようにしました。オープンダイアローグの基本的なワークである「リスニング・ワーク」から始めて、「リフレクティングについて」のミニ講義を挟んで「リフレクティング・ワーク」をたっぷり50分間行いました。 さて、どうなりますか? 今から楽しみです。 |
《18》 |
秋田県社会福祉協議会主催 新任生活保護担当職員基礎研修 講師 |
日 時 |
6月29日(水)9時半〜15時半 |
場 所 |
秋田県社会福祉協議会 会議室(秋田県秋田市) |
内 容 |
講義&ワーク「ケースワーカーのストレスマネジメント」「面接技術の基本」。
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参加者 |
秋田県の採用された新任の生活保護担当のケースワーカー 32 名 |
メ モ |
秋田県の生活保護の新任ケースワーカーの研修を担当。この研修もその上司の査察指導員、さらなる上司の管理職の研修とともにもう9年間担当してきました。思えば長くやってきましたね〜。しっかり前日に秋田入りしてお気に入りの天ぷらや「みかわ」で英気をもらって翌日の研修に臨みました。 研修は今回も32名の新任ケースワーカーが参加。研修内容は毎年少しずつバージョンアップしてきていますが、今回も少しアドラー心理学色を強めにして、講義とワークを織り交ぜながらやってみました。今回の参加者は、真面目で熱心な方が多かったかな〜ワークにも一生懸命取り組んでいた方が多かったですね。 この研修もだいぶ勝手はわかっているので、計5時間の長丁場の研修でしたが、まずまず時間配分にも気をつけることができて、スムーズに展開することができましたね。 次回の査察指導員の研修は2週間後。また秋田に来れるのは嬉しいですね〜
下の写真左から)「お気に入りの天ぷらやでお気に入りの日本酒『一白水成』を飲みました。天茶漬けも美味しかった〜」「研修会場の前の部分」「ワークの最中にパチリ」 |
《19》 |
日本支援助言士協会主催オンライン研修会 講師 |
日 時 |
7月3日(日)13時〜17時 |
場 所 |
Zoomによるオンライン研修 |
内 容 |
講義&ワーク「臨床現場でのものの見方・振る舞い方」。
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参加者 |
「支援助言士」の資格取得を目指す方(心理カウンセラー、行政の教育相談員、適応指導教室相談員など)8名 |
メ モ |
久しぶりの日本支援助言士協会のオンライン研修の担当。この協会の講座は、毎回様々な職種の方が参加してくださいますが、今回は特に教育関係の相談を担当されている方が多かったですね。皆熱心な意欲的な方ばかりでした。 まあこの研修も長く担当し続けていて、もう10年近く担当しているでしょうか? 毎回マンネリにならないように、少しずつ内容を改正しながらやってきましたが、今回は思い切って大幅に内容を変えてみました。具体的には、「ものの見方」は「水平・垂直思考(思想)」について、「振る舞い方」は「エンカレッジの手法」について、講義とワークを織り交ぜて展開していきました。いずれも、ここ数年温め続けてきた考えをまとめたものでしたが、参加メンバーの最後の表情を(オンライン上ではありますが)みている感じでは、思い切って内容を変えてみてよかったと思えましたね。 私の講義の後、2回ほどブレイクアウトルームで4人ずつの2つのグループで振り返りをしていただきましたが、それぞれのグループを覗いてみると、自分の体験と照らし合わせながら、とても良い感想や疑問を語られていましたね〜。その後の討論の時間も1つ1つの学びが深まっていくように感じました。私自身も学びになるとても良い時間になったように思えました。 このように自分が担当している研修は、常に「更新」していく必要性を強く感じましたね。日々研鑽ですね!
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《20》 |
「夢ナビライブ2022 in Summer 研究室訪問」対応大学教員 |
日 時 |
7月9日(土)14時〜18時(この間、30分ずつ3回の実施) |
場 所 |
Zoomによるオンライン |
内 容 |
高校生による「オンライン大学研究室訪問」への質問対応。
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参加者 |
現役高校生 各回 約70名 |
メ モ |
毎年行われてきた大学受験を目指す高校生のための「夢ナビライブ」。コロナ前は大きな会場で模擬授業をしていましたが、コロナ禍ということもあり、今回はオンラインで「研究室訪問」として、高校生から30分間の質疑応答を行うという企画でした。 30分1つのセッションで、各回70名前後の高校生がオンライン参加して、大学教員に質問するというもの。初めての試みとのことで、どうなるかなと思いましたが、いざ始めると、参加している高校生からは、次々とチャットを通して質問がくるくる。「心理学科ではどんな勉強をする?」「カウンセラーになるために今からしておくことは?」「心理学を学ぶことでどんな良いことがありますか?」などなど、高校生らしい素朴な質問が多く、どうわかりやすく答えるかという点で配慮していったという点では、答える方にとっても学びになりましたね〜 まあ〜ちょっとした悩み相談もありましたね。 高校生とチャット越しではありますが、対話できた楽しい時間でした。以下に参加者の感想の一部を掲載します。
・沢山の質問にお答え頂きありがとうございました。昔から心理学に興味があり、カウンセラーになりたいと考えていたので、丁寧な解説によってイメージがしやすかったです。講義動画と併せて、講義を受けてよかったです。
・心理学への興味がより増しました。まだ、大学で学ぶかどうか決断することは出来ませんが、高一のこの夏から色んな本を読んで勉強しようと思います。ありがとうございました。
・今まで、「心理学」という学問や、「アドラー心理学」という言葉自体は知っていても、詳しくは知らなかったので、講義を聞き、少しでも知ることができてよかったです。 本の「嫌われる勇気」はかなり前々から気になっていて、近くの本屋を探しましたが見つからず、諦めていました。しかし、先生もお薦めされていたので、再び読みたい、ほしい、という感情が大きくなりました。今度、都心の大きい本屋まで探しに行ってみようと思います。
・自分の気持ちを素直に伝えることの大切さがわかりました。今日先生がおっしゃったことを対人関係に役立てたいと思います。先生の本も読んでみたいと思いました。とても楽しい講義で自分の世界も広がったので先生のお話が聞けて良かったと思います。本日はありがとうございました!
・自分は、相手の言葉や行動をネガティブな方向に考えがちなので、今日のお話はとてもためになりました!今ある課題が誰のものなの紙にかいてみます。貴重なお話ありがとうございました。
下の写真)バーチャル背景には、普段の研究室の書棚の写真を貼り付けてのぞみました。 |
《21》 |
大泉学園「思春期の相談室」心理スタッフ研修(第3回) 講師 |
日 時 |
7月10日(日)13時〜16時 |
場 所 |
大泉学園「思春期の相談室」(東京都練馬区東大泉 西武新宿線大泉学園駅) |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて:第3回」 リフレクティングについてのワークなど。
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参加者 |
大泉学園こども思春期クリニック附属カウンセリングルーム「大泉学園 思春期の相談室」心理スタッフ4名。 大泉学園こども思春期クリニック院長。計5名 |
メ モ |
6月26日に引き続き「大泉学園 思春期の相談室」のスタッフのための、今度は対面による研修を担当。 実際にオープンダイアローグを行う「思春期の相談室」に集まって行いました。簡単なをウォームアップのワークをやった後、私も加わって6人でオープンダイアローグを行い、順番に2人ずつがセラピスト役になって、回していきました。最初は全体的に緊張感や話しにくさがあったのですが、リフレクティングを繰り返していくうちにそれらが解れて、次第に安心・安全の中で対話が進んでいったように思えましたね。 単純なことですが、自分の意見が「否定されない」「断定的に判断されない」というリフレクティングのルールは、自然と安心・安全感を生み出すものなんですね〜。対面ならではの「セラピストの視線」についても確認できたのはよかったですね。 また1週間後には再び「思春期の相談室」で対面研修。今度は家族ロールを作ってオープンダイアローグのワークを行っていこうと思います。いました。さて、どうなりますか? 今から楽しみです。
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《22》 |
秋田県社会福祉協議会主催 新任生活保護査察指導員研修 講師 |
日 時 |
7月13日(水)9時半〜15時半 |
場 所 |
秋田県社会福祉会館 7階 研修室(秋田県秋田市旭北栄町1−5) |
内 容 |
講義&演習「査察指導員によるスーパーバイズについて」 。
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参加者 |
今年度から秋田県内の生活保護担当の査察指導員になった 6名 |
メ モ |
今年度の新任の生活保護の査察指導員の研修を担当。新任と言っても年齢的には40代の方が多く、それまで秋田県や秋田市の職員として色々な部署で働いてきて、今年度から「生活保護」の部署に移動した人たちのための研修。この研修ももう9年目になりますね。 最初の頃はパワーポイントによる講義と演習というスタイルでカウンセリングの技法をお伝えしたのですが、何か参加者の求めているものとのずれを感じて、5年くらい前からは現在のような「丁寧な自己紹介ワーク」と「聖域なき質疑応答の時間」というオープンダイアローグ的なスタイルになり、今回もそれで臨みました。 今回のメンバーは男性のみ、最初の自己紹介ワークから色々な問題意識が開示されて、やりがいがありましたね〜。そのせいか、午前中から私もエンジン全開!(いつもか?!) 参加者から提示された話題に沿って「水平・垂直的な関係について」「水平な人・垂直な人への対応のコツ」「節度ある押し付けがましさについて」「解決を目指さないオープンダイアローグについて」などなど持論をしっかりとお話しすることができました。まあ〜これらの考え方がどのくらい伝わったかは分かりませんが、最低でも参加者同士の交流はできたかな? 今回の研修を通して、最後のまとめはもう少しシンプルにして、オープンダイアローグの思想である「変化や解決は対話の副産物である」ということを「水平・垂直的な関係」という発想とともにコンパクトに伝える意義を感じましたね。来年度も担当できるなら、少しその点を改善したいと思いました。
下の写真、左から)前日に秋田入りして秋田大学近くの居酒屋(おもろ)で友人の秋田大の先生と飲み。大好きな「一白水成」と「ヤングコーンの炭火焼き」美味かった〜! 研修に向かう前に通った昔住んでいた「秋田市保戸野通町」。奥に見えるマンションに住んでいました。懐かし〜! 研修会場の「秋田県社会福祉会館」のビル。 研修後は秋田駅前にある評判のハンバーガー屋(久二郎Burger)に寄りました。こちらも美味しかった〜! |
《23》 |
東京都立小平南高等学校 大学模擬講義 講師 |
日 時 |
7月15日(金)9時50分〜10時40分・10時55分〜11時45分 |
場 所 |
東京都立 小平南高等学校 3階 2年生の教室 |
内 容 |
模擬講義「人間関係を考える心理学入門」
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参加者 |
小平南高等学校2年生 。計79名 |
メ モ |
久々に高校に出張模擬授業をしに行きました。小平南高校は3年前の2019年に1度模擬授業に来ているところ。今回も前回同様、交代制で50分間の授業を2回行いました。 大学に比べて高校の教室は、教卓と生徒の席の距離が近くて少し圧迫感を少し感じましたね〜。そのせいかどうかは分かりませんが、1回目の授業はやりながら自分の中でちょっとチグハグな感じがしました。原因はわからなかったのですが、1回目の後半や2回目は少し「丁寧さ」を心がけて講義していったところ、まあなんとか1回目の前半よりは「チグハグさ」は取れて良い感じになったかな? 2回目の模擬授業終了後には、一人の男子生徒が質問に来てくれたり、ずっと後ろで聞いていた高校の先生からも声をかけられ「前の授業を受けていた生徒からが、面白かったと聞いたので、ずっと後ろで見学させてもらいました。いや〜このような授業を聞いて、救われる生徒は多かったと思います。ありがとうございました。」との言葉をいただきました。いや〜嬉しいですね。なんとか修正できてよかったです。ちょっと「チグハグさ」の原因はあらためて考えてみたいですね。 さて、明日は駒澤大学のオープンキャンパスの方で模擬授業です。頑張ろうっと!
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《24》 |
駒澤大学オープンキャンパス模擬講義 講師 |
日 時 |
7月16日(土)13時〜13時45分 |
場 所 |
駒澤大学 1号館404教場 |
内 容 |
模擬講義「対人関係の心理学・アドラー心理学入門」
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参加者 |
オープンキャンパス参加者 (高校生と保護者)。約150名 |
メ モ |
久しぶりに駒澤大学のオープンキャンパスで「模擬授業」を担当。3年ぶりに対面での開催でした。あいにくの小雨の中、それでもたくさんの高校生とその保護者が、心理学科の模擬授業に集まってくださいましたね。 内容は昨日の小平南高校と同じ「アドラー心理学」の入門的なお話。高校生にも役立つような「良い人間関係の作り方」についてアドラー心理学の視点から噛み砕いて分かりやすくお伝えしたつもりでしたが、聞かれていた皆さんには、どう伝わりましたか? 模擬授業の後、「個別相談」の時間をとって、何組かの高校生や保護者の相談にのりました。わざわざ遠いところから来られる方もいて、熱心に駒澤大学心理学科の特徴や卒業後の就職先などについて聞いていましたね。いや〜受験勉強も頑張ってほしいですね。
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《25》 |
大泉学園「思春期の相談室」心理スタッフ研修(第4回) 講師 |
日 時 |
7月17日(日)13時〜16時 |
場 所 |
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内 容 |
講義「オープンダイアローグについて:第4回」 家族ロールによるオープンダイアローグのワークなど。
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参加者 |
大泉学園こども思春期クリニック附属カウンセリングルーム「大泉学園 思春期の相談室」心理スタッフ6名。 大泉学園こども思春期クリニック院長。計7名 |
メ モ |
7月10日に引き続き「大泉学園 思春期の相談室」のスタッフの対面による研修を担当。 今回は講義はほどほどにして、3組に分かれて家族ロールを作ってもらった後、家族組・セラピストチーム・観察組と3組に分かれて、30分ずつのオープンダイアローグのロールプレイを行っていきました。やはり皆さん心理の専門家が多かったせいか(?)、家族ロールを楽しそうに作り込んでいましたね〜笑 「30分間の中で2回以上リフレクティングを入れること」という指示を出していましたが、皆さん若干戸惑いながらも、うまくリフレクティングを導入されていました。ロールプレイ終了後の振り返りでは、家族ロール組からの感想から始めて、観察組→セラピストチームと感想や気づきをシェアしていきましたが、色々な意見やアイディア(備忘録のために書いておくと〜「プチ・リフレクティング」というのもアリ。リフレクティングの際のセラピスト同士の反応の重要性。セラピストの心が動いた時、それを直接コメントせずにリフレクティングでコメントすることの意義。などなど)が出てきて、いや〜大変盛り上がりましたね〜。結局セラピストチーム体験は2組しかできませんでしたが、振り返りをしっかりすることによって、とても実践的な学びになったと思えました。 家族ロールプレイで学ぶことによって、講義や本からの「外から学ぶ」感じではなくて、「体験から・内側から学ぶ」感じになるんですね〜その方がリフレクティングを体得+洗練させていくには良い方法だと強く思えましたね。私もとても勉強になりました。この夏はオープンダイアローグの対面研修が何回か予定しているので、この「家族ロールプレイ体験」をどんどんやっていこうと思いましたね。
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《26》 |
(株)BowLスタッフ対象「オープンダイアローグ研修」《第3回》講師 |
日 時 |
7月20日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
「オープンダイアローグを学ぶ」第3回 :講義&ミニワーク「リフレクティングについて」振り返り+質疑応答。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 15名 |
メ モ |
沖縄にある「うつサポートの専門機関 BowL」のスタッフのオンライン研修の3回目。今回は講義はほどほどにして、「参加者全員にリフレクティング体験をしてもらう」ことをコンセプトに研修内容を組み立てました。ブレイクアウト・ルームを4つ作って、その中でリフレクティング・ワークを行なってもらいました。1時間近くルームを開いていたので、時々各ルームを覗きに行ったのですが、皆さん楽しそうに対話していましたね〜。 このBowLの研修をする度に思うのですが、BowLのメンバーは皆意識を高く持って仕事に臨んでいますね。そのようなことが、このようなワークでの対話している様子から十分垣間見ることができますね。 ワーク後の振り返りの時間は少ししか取れませんでしたが、参加者の皆さんの表情からは、皆さん良いリフレクティング体験をされたのではないかと思えましたね。 次回は8月14日に、今度は私が沖縄のBowLに行って、対面で行う予定。意識が高いメンバーとの研修を行うのが、今から楽しみですね!
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《27》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ体験の会2022夏」コーディネーター |
日 時 |
7月24日(日)9時半〜12時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて」「リフレクティングについて」。ワーク「リフレクティング・ワーク」振り返り+質疑応答。
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参加者 | 訪問看護師、スクールカウンセラー、公認心理師、小児科医、PSWなど 7名 |
メ モ |
4月以来のオープンダイアローグのオンライン研修。残念ながら1名の方がキャンセルされましたが、今回も北は北海道から南は鹿児島まで「対話を求めて」7名のさまざまな職種の方が、参加してくださいました。この研修はリピーターの方も多いのが特徴ですが、今回は初めて参加という方が4名。最初は緊張している様子が伺えましたが、ワークが進むに連れて、次第に緊張がほぐれていくのがわかりましたね〜。今回もメインで実施したリフレクティング・ワークの中で、参加者からの名言(?)が次々と生まれていきましたね。 少しご紹介しましょう。 ✔︎ 「話す」って楽しい雰囲気や場が大切! ただこの「対話」は友達と話す感覚とは違う。なんだろう? ✔︎ 話す時に「目標」がないのは不思議な感じ。今までゴールがはっきりしていることばかりだった。やはり「対話にのみ専念すること」は先が見えない不安がある。 ✔︎ 「対話」は続けていると、一刻一刻と生き物のように変わっていくもの。だからこそ「続けることが大事」。 ✔︎ 今まで仕事では「情報収集」ばかり。それは「関心を持って聴くこと」とは違うんだ。 などなど。オープンダイアローグの世界観を、参加者一人一人の言葉で描き直しているように思えましたね。 実は、今回初めてアドラー心理学の「エンカレッジメント(=勇気づけ)」も最初の講義で紹介して、リフレクティング・トークにおける基本姿勢として「エンカレッジメント」があることとして取り上げてみました。これから少しずつオープンダイアローグとアドラー心理学の共通項を明確にしながら、お話ししていきたいですね。 参加者からの感想を以下にお示しします。
● 聞くことと話すことを分けるととても安心して話ができるんだなと思いました。学校のピアサポートなどの話し合いの活動にリフレクティングの場面を設定するイメージがふんわりですがつきました。 そして対話を続けることが目的だということが本当に新鮮でした。取り止めのないことが話されているようで、でもちゃんと応答されて促されて話をして、また聞いて感じたことを話をして…。話すと楽しい、中毒になるという気持ちがなんとなくですがわかります。これは案外学校ではできていないように思います。 聞くことと話すことを分けてしっかり応答できるのはスキルですよ、という先生のお話に励まされました。 エンカレッジメントという言葉は素敵です。エンパワメントやレジリエンスと同じように生徒との関わりの中で心がけたいと思いました。校内研修もできそうな気持ちになってきました。ワクワクしてきました。 うまくまとまらないのですが、また参加したいという気持ちでいます。学校でも実践してみたいです。安心安全な場を設けること、聞くことと話すことを分けること、会話ではなく対話を続けること、今日学んだことです。 ● 今回も体験の会に参加させていただき、参加者の皆さんと一緒に楽しく対話することができました。参加するメンバーによって対話の場の雰囲気や流れがまるで生き物のように変わるので、毎回参加するたびにとても新鮮な感覚があります。 対話を続けることを目的にゴール設定をせずに進行するので、途中で不安や迷いなどが出てくることもあり、まるで霧の中を進んでいる感じさえあります。ただ目標がないおかげで予定調和にならず、多様な可能性が拓けてくるのかなと思いました。不確かさに耐えるのではなく、「不確かさを楽しむ」姿勢で、話し手に興味・関心を持ちつつ、今後も対話を続けていきたいと思います。 このようなODを体験できる安心・安全な場を提供していただいている秀さんに感謝の気持ちで一杯です。また対話の空気を吸いに来たいと思います。今回もありがとうございました。 ● 会の中でお話した通り、オープンダイアローグなるものを体験するのは初めてで、興味半分、という言い方は良くないかもしれませんが、とりあえず試してみよう精神で参加させていただいておりました。実際に参加してみて感じたことは、会話を続ける、という感覚は、心が開かれる感覚に似ているなということです。それがかなり自然に無理ない形で、一定の緊張感を保ちながら展開されていく感覚がとても新鮮でした。 また自身の臨床を改めて振り返った際、自然と会話をひとつの手法として臨床活動をしていたのだと感じました。一方今回の研修で、いざ意識しながら会話を続け、自身の気持ち、感覚に目をむけ、聴くという行為はかなり頭が忙しくもあり、これらを自然に無理なく意識的にできると、自身の臨床もまた良い方向に変化していけるのではと感じ、改めて今以前購入した本を読み直しています。
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《28》 |
令和4年度 岩手県中堅教諭等資質向上研修講座 講師 |
日 時 |
7月25日(月)15時40分〜17時 |
場 所 |
アイーナ・いわて県民情報交流センター7階 小田島組☆ほ~る(岩手県盛岡市) |
内 容 |
講義&演習「学校で活かす実効的なカウンセリング理論と技法」
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参加者 | 岩手県内の中堅の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・養護・栄養教諭、116名 |
メ モ |
昨年度まで年2回実施されていた教員の「更新講習」が文科省の方針で中止になり、その代わりに岩手県教育委員会が独自で実施することになった「中堅教諭等資質向上研修」の講師を、コロナがまた広がっている中で、しっかりと対面で担当しました。 この研修対象の教員は30代で、参加人数も110名ほどに抑えられていて、広い会場で程よいソーシャルディスタンスが確保されていましたね。 これまでの更新講習と同じタイトルではありましたが、少し内容は変えて望みました。30代の先生方ばかりというだけあってか、ワークのノリが良かったですね〜みなさん楽しそうに語り合っていました。その様子を見ると、もう少しワークの時間を増やしてもよかったかな〜と思えましたね。また少し時間配分を間違えてしまって、後半は少し駆け足気味の講義になったのは、反省点ですね。 この研修は、今後も継続していくのかは岩手県教委としてもまだ手探りのようで、来年も呼んでいただけるのかどうかは不確定のようです。さてどうなるでしょうか? いや〜継続して欲しいですね。
写真左から)研修前に寄った宮沢賢治ゆかりの「可否館」。そこでアイスコーヒーとくるみクッキーをいただきました。美味しかった〜! 研修会場の「アイーナ」。その中にある木のオブジェ。 |
《29》 |
秋田県社会福祉協議会主催 課題別研修 講師 |
日 時 |
7月27日(水)10時半〜16時半 |
場 所 |
秋田県社会福祉会館 7階 研修室(秋田県秋田市旭北栄町1−5) |
内 容 |
講義&演習「管理職者による部下への支援のあり方について」 。
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参加者 |
秋田県内の福祉事務所 福祉課課長 計 2名 |
メ モ |
秋田県内の福祉事務所の生活保護などを担当する課の新任課長の研修を担当。今回は参加人数が2人だけということは事前にお知らせいただいていましたが、いざ蓋を開けてみると、参加者は何と2人とも40代〜50代の女性でした。せっかくの(?)超少人数の参加者だったので、机を三角形に並べて「大学院のゼミ」のような感じ(下の写真)で、ざっくばらんな雰囲気を作りながら進めていきました。 最初からじっくりとやったせいか、はじめの「自己紹介のワーク」だけで、2時間半かかりました(笑)。お二人の課長は、いずれもとても気さくな方で、職務上の話だけでなく、ちょうど思春期にかかったお子さんのことなど、プライベートな話題もお話しいただいて、まさにざっくばらんなムードで進めていくことができましたね〜。内容も課長としてのあり方・取り組み方だけにとどまらず、子育て相談、家族の悩み相談といった広い話題が展開されていきました。 午後も「聖域なき質疑応答」の時間が続いていって、あっという間の5時間研修でした。「高校卒業してすぐに今の職場(市役所)の勤務となり、ゼミに参加するのは初めて!」嬉しそうにおっしゃっていた1人の参加者は、最後の感想は「この研修、最高でした!」 いや〜嬉しいですね〜私にとっても少人数ならではの楽しい研修でした。
写真左から)研修会場の「秋田社会福祉会館」 3人の研修はこのように机を三角形に並べて行いました。 |
《30》 |
久留米大学公開講座「子育て・教育指導・医療介護に役立つコミュニケーション心理学」 講師 |
日 時 |
7月27日(水)19時〜21時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
講義「アドラー心理学からオープンダイアローグへ 〜臨床思想を持つということ」。
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参加者 |
一般市民 約70名 |
メ モ |
上記の秋田県社会福祉協議会の研修を終えて、ホテルに戻って少し休んでから、そのままホテルの部屋からオンライン研修を行いました。(この日はハードスケジュールでしたね〜笑) 初めて久留米大学の公開講座を担当。 この研修の担当の先生から熱心なお誘いを受けて、今回初めて講師を担当しましたが、他の講座のラインナップを見て、結構アドラー心理学の講座が多いことに驚き。私も負けじと(?笑)自分にとって最も関心のあるテーマを取り上げてお話しさせていただきました。 平日の夜の7時から9時までという遅い時間設定の講座だったにもかかわらず、多くの方が参加してくださいました。チャットでたくさんの質問もいただき、それに1つ1つお答えして行ったのも良かったのか、私も手応えを感じる研修になったように思えましたね。 8月7日も同じようなテーマでのオンライン研修がありますが、今回の経験を活かして、より1歩深めたお話ができるように思えましたね。頑張ろうっと!
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《31》 |
日本産業カウンセラー協会東京支部主催 研修 講師 |
日 時 |
7月31日(日)10時〜15時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
講義&演習「アドラー臨床心理学入門」。
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参加者 |
精神科看護師、小児科医、コンサルタント、会社経営者、など 計 12名 |
メ モ |
久しぶりに産業カウンセラー協会の研修を担当しました。今年度の産業カウンセラー協会の研修は今回の「アドラー臨床心理学入門」と11月に「家族療法入門」を担当する予定。この協会の研修は様々な領域の方が参加していただくので、とても楽しみにしていました。12名の参加でしたので、一人一人の自己紹介の時間は取らずに研修を進めていきましたが、やはりバライティーな職種の方が参加されたようですね。 事前に準備をしっかりできたので、研修の進行の時間配分等はうまく行ったように思えましたね。途中で2回取ることができたブレイクアウトルームの後の質疑応答では、とても良い質問が次々と出てきて、それに1つ1つ丁寧にお答えすることで、そのやりとり自体が良い学びになっていったように思えましたね。講義やワークだけでなく、ブレイクアウトルームでしっかり小グループで話し合った後で、質疑応答する時間というのも実のある学びのためには大切なんだな〜と強く感じましたね。
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《32》 |
福井県社会福祉協議会主催 福祉職員研修 講師 |
日 時 |
8月3日(水)10時〜16時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
講義&演習「福祉職員のための心理学入門〜人間関係を楽にするアドラー心理学」。
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参加者 |
福井県内の福祉施設職員 計50名 |
メ モ |
最近は嬉しいことに、福祉関係の講演や研修の依頼が多くなっています。大変な福祉の現場の方々をどう応援するか、その意義を感じているところでした。 今回は福井県内の福祉施設に勤務する職員向けの5時間研修の講師を担当しました。オンラインとはいえ、5時間の研修は結構長丁場。あいだのお昼休みは、1時間とるにしても、その前後は2時間半ずつ。休憩時間はしっかりとりつつ、ブレイクアウトルームの時間も意識的に長めに(10分〜20分間)とるようにしてみました。 やはり現場で苦労されている(中堅の方が多かった?)方が多かったためか、ブレイクアウトルームの後のグループからの報告や質問も、現場からならではのものが多く、それらに丁寧に応えることで、講義の内容が具体性を持って理解しやすくなるように思えましたね。担当の方から研修後に来たメールにも 大変わかりやすいお話で、特に受講者への返しは、一つ一つ具体例をお示しいただいたおかげで、理解の度合いも深くなったように感じました。 グループワークでも、いろいろな自分に気づき勉強になったとの意見が多く聞かれました。 というコメントが書かれていました。そうですね。最前線の現場にいる職員方のためのオンライン研修は、ブレイクアウトルームの時間とその後の各グループからの報告や質問の時間をしっかりととった方が、その前の講義内容の理解が深まるんだな〜とあらためて気づきましたね。今後の研修の進行スケジュールの組み立てに生かして行こうと思いましたね。
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《33》 |
公益社団法人かながわ福祉サービス振興会「かなふくセミナー」 講師 |
日 時 |
8月5日(金)10時半〜15時半 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
講義&演習「対人関係を改善する!アドラー心理学によるアプローチ」。
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参加者 |
神奈川県内の福祉施設職員 計23名 |
メ モ |
この「かなふくセミナー」も担当して4年目でしょうか。昨年はハイブリットでの開催でしたが、今回は直前に完全オンラインの開催ということがわかり、少しバタバタしてしまいましたね。 今回は上記の福井県の研修の反省をもとに、ブレイクアウトルームの時間をしっかり取りながら、研修を展開するように心がけました。その後のグループからの報告でもやはり現場からならではの質問や意見が出てきましたし、チャットにもとても良い質問が上がってきて、それらにしっかりとお答えすることが、それまでの講義内容を深める上ではとても良かったようです。 ただ、もともと準備していたパワーポイントの量が多すぎたようで、その説明のために時間をとってしまい、質疑応答の時間がたっぷり取れなかったことが、自分としては不満が残る研修でしたね。 あらためて講義と質疑応答の時間のバランスについて考えさせられました。質疑応答と言ってもオンライン研修の場合は、ブレイクアウトルーム後のグループからの質問に応えるものと、チャットの質問に応えるものとの2種類の質疑応答のタイプがあるので、講義と含めると3種類についての時間のバランスを考えるということになるのでしょうか。その研修の参加者の職種やニーズの違いによっても、そのバランスは変わってくるでしょうし・・・ いや〜研修準備はもっともっとその研修によって、しっかりとオーダーメイドでやっていく意識が重要ですね〜まだまだ勉強です!
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《34》 |
MeeetU主催 基調講演 講師 |
日 時 |
8月6日(土)13時半〜15時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
基調講演「アドラー心理学による『良い人間関係の作り方』」。
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参加者 |
一般の方 計38名 |
メ モ |
このMeeetUという新しいオンライン心理サービスは、以前から関わりのある国際心理支援協会が始めた「オンラインにおける自助会・家族会」のサービスのこと。その立ち上げを記念した特別講演の講師を担当しました。 また始まってほやほやのサービスなので、どのくらいの人が集まるかと思ったのですが、結構な数の方が参加してくださいましたね。このような一方通行の(参加者の顔が見えない)オンライン講演も何度か体験して慣れてきたところはあるのですが、やっぱり違和感はありますね〜 今回はチャット機能を十分に参加者に使っていただこうと粘度もインフォメーションしてみたところ、講演終了後にチャットによる質問が次々と来る来る。それらに丁寧にお答えしていきましたが、最後は時間が足りなくなるくらいでしたね。 対面での講演会での質問がしにくいのに対して、このチャット機能は気軽に質問できる点はとても良い機能だと思いますね。今後のこのような一方通行のオンライン講演では、チャットを参加者にどんどん使ってもらうための工夫を、もっともっと考えて行ってもよさそうですね。 うん、勉強になるなあ〜
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《35》 |
SYプラクティス主催「夏のオンライン・レクチャー2022」講師 |
日 時 |
8月7日(日)10時〜12時 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
講義「アドラーからオープンダイアローグへ」+質疑応答。
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参加者 | 看護師、スクールカウンセラー、家裁調査官、公立・私立学校教師、公認心理師、医師など 28名 |
メ モ |
初めてオンライン講義中心の企画「オンライン・レクチャー」を行いました。7/27に行った久留米大学の公開講座で話した内容と基本的に同じものでしたが、公開講座に参加した方が何人か今回も参加していただていたので、「公開講座の内容よりももっと深めた内容にしよう!」と思い、頑張ってさらにアドラー心理学とオープンダイアローグのつながりを考察したものをお話ししました。 チャット機能による質問や感想をどうぞ〜と丁寧に案内したところ、途中からどんどんと質問や感想が入ってきて、講義の後はいただいた質問に答えたり、感想を読み上げたりしていくことができました。時間内に答えられなかったものもあるくらいたくさんいただけました。オンラインの講義はこの形がベストのように思えましたね。 以下にチャットでいただいた質問やご意見・ご感想の一部をお示ししますね。
・垂直的思想と水平的思想の考え方とても分かりやすかったです。 ・お話ありがとうございます。怒りが垂直思考という部分がうまく落ちなかったのでもう少し教えていただきたいです。相手をコントロールしようとするのがうまくいかないということでしょうか ? ・垂直的な関係、コミュニケーションが優位な環境で水平方向の実践を行うのがとても難しいと感じています。理想という言葉が出ましたが、でもそんな考え方、あり方が必要なのではないかなとも改めて思ったところでした。 ・水平思想、垂直思想の違い、よく理解できました。その上で、どうしても垂直思想的になりがちな自分自身や今の社会の中で、どうしたら全体が水平思想的になっていけるのか、ますます興味が湧き、もっと知りたくなりました。 ・共同体、仲間をつくっていくために、先生が、日常的にこころがけている対話、行動とか周囲への言葉かけはありますか? ・子育てで、水平的がよいような気がしますが、子供がよくない行動をしたときなどは、適宜、垂直的な考えが必要と思いますが、いかがでしょうか? ・アドラーの考え方からオープンダイアローグに至るまでの思想の流れが、キーワードを通して整理できました。とても分かりやすかったです ・教師は、生徒や保護者と垂直的な関係になりやすいですが、この状態から脱するにはどうしたら良いか、水平的になるにはどうしたら良いかを、日々考えています。 ・最近見た映画で、「こどもかいぎ」https://www.umareru.jp/kodomokaigi/schedule/が、保育園での水平的な取り組みの良い実践例と思いました。お勧めです。 ・対話を続けていくことがセラピストとしてできる最低限の配慮とのことですが、それが最高の配慮であるようなも思えます。ロジャースの傾聴と重なる気もします。本当の傾聴は対話だと最近は感じています。 ・不登校中の息子に「変化させよう」という考えがどうしても浮かんで、垂直的に接しているなと感じました。なんとかその考えを保留して、対話に徹することができるアドバイスがあれば教えていただけると幸いです。 ・コロナ禍になり、仕事がリモート化して、健康を害する方が増えています。体だけでなく心も疲弊している方が多いようです。雑談も含め対話が減ったからのような気がします。対話の重要性を強く感じました。 ・共同体感覚とエンカレッジメントについて 水平的思想で人と関わるからこそ、嫉妬や妬みに捉われず、すごい、素晴らしいなどの言葉を自然にかけることができて、それがエンカレッジになっていくようなイメージで捉えられました。 ・水平的な関係や思想関連において、医療福祉現場における課題などで何か気になっている事はありますか? ・いつもながらわかりやすいお話ありがとうございます。水平であろうとおもいつつその難しさを日々実感しています。今日のお話を受けて改めて日々自身の状態をモニタリングしていければと思います。 ありがとうございます。 ・相手に対する肯定的態度が「そのままでいい」よりも「あなたのことをもっと知りたい」というのが印象的でした。 「そのままで“いい”」というのも、どこか垂直的な気がしました。 自分の態度が垂直的になっていないか?を見直す指標にしたいと思います。 ・最近職場が非常に垂直思考な組織になっているので、ミーティングなどで水平思考をとりいれようとしていたのですが、今日のお話を聞いて共同体感覚の育成という視点で方向性としていいのだと勇気づけられました。続けていきます。ありがとうございます! ・とってもわかりやすく、興味深い内容でした。知識でしか知らなかったオープンダイアローグを、もっともっと学びたいです。家族であっても友人関係でも相談の場であっても、いかに「相手に興味を持って教えてもらいたいなと思うか」だなと思いました。相手は自分自身の1番の専門家ですものね。「ありがとう、嬉しい、助かる」意識を忘れずに関わりを持とうと思います! 「知らない私」「無力な私」の感覚も大切かなと思いました。 ・アドラー心理学を恥ずかしながら全然勉強してこなかったので教えてください。アドラー心理学は哲学的である・宗教的であるという批判に対し、先生であればどのように応答していきたいと思われますか? ・その時の自分のコンディションによって水平的だったり、垂直的だったりすることがあります。八巻さんは水平的であるために普段から心がけていることとか、行なっている習慣などはありますか? ・今の話で水平思考があることでセラピストへの依存の問題に対する対応策になるのかなと思いました。 ・自分の生きる力という言葉で腑に落ちました。小さなお子さんに対することが多かったので、こういうことかな?私はこういう風に受け取ったけれど?などと聞く間に誘導にならないのかなと自分の問いながらでした。言葉に限らず、何に関心を持っているかに注目していくってことなのかなと思いました。 ・役立てば良い!教師として、もっと学びたいと思いました。有り難うございました。 ・ありがとうございます。「垂直的!」はとても心に残るフレーズになりました。
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《36》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ体験の会2022夏(追加開催)」コーディネーター |
日 時 |
8月7日(日)13時半〜16時半 |
場 所 |
Zoomによる開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて」「リフレクティングについて」。ワーク「リフレクティング・ワーク」振り返り+質疑応答。
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参加者 | 家裁調査官、保護監察官、産業カウンセラー、調停委員、ホームヘルパー、大学院生など 7名 |
メ モ |
午前中のオンライン・レクチャーに引き続いて、午後はオープンダイアローグのオンライン研修を行いました。(この2つの研修とも参加してくださった方も何名かいらしたようですね。感謝です!) この研修の良さは、メンバーが変わるとワークにおける会話の内容はもちろん展開もまったく違うものになるというところ。まさに「不確実な対話の流れに乗る体験」ができるところでしょうね。やはりいつもながら参加者から名言がいくつか語られました。
✔︎ ただ「対話」する面接が楽しい! それは「あなたのこともっと教えてくれない?」と質問すること。でも質問するのは怖いし、勇気がいる。 ✔︎ その人の障害・問題を見る(垂直的)のではなくて、その人が「困っていること」を聞く(水平的)こと。 ✔︎ 「支援している」という思いはおこがましいものかもしれない。 ✔︎ オープンダイアローグを勉強していることを話すことは職場ではなかなかできない。でも素直におもしろいとか楽しいよ〜という気持ちを伝えられるかも? ✔︎ オープンダイアローグを勉強したことをおまじないのように持っていると何かが変わる感じ。
などなど。参加者の皆さんのワークでのお話を聞いているだけで私も大きな学びになりますね〜!
《余談》研修後、妻から「今日ののど自慢で良い歌を聞いた。」と言われ聞いてみたところ、とても良い歌で 「今日一日の研修のベースの考えを歌1曲で語ってる!!」 と思ってしまいました。歌ってすごいですね〜!! 以下にYouTubeのURLをリンクしてお示しします。 森山直太朗 - 花
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《37》 |
(株)BowL主催「オープンダイアローグ研修・第4回」講師 |
日 時 |
8月14日(日)10時〜17時 |
場 所 |
(株)BowL (沖縄県浦添市) |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて」「リフレクティングについて」。ワーク「リフレクティング・ワーク」振り返り+質疑応答。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 15名 |
メ モ |
5月から3回にわたってオンラインで行ってきたBowLという福祉作業所のスタッフのためのオープンダイアローグの研修。最終回の今回は、私が沖縄に来て対面研修が行われました。それまでオンライン上でしかお会いしていない方々と、初めて対面でお会いするのは、ちょっと不思議な気分でしたね笑。 でも、BowLスタッフが研修に積極的に参加する熱意は、オンラインで感じていたものと、いやそれ以上のものを感じました。最初の講義から質問がバンバン出てきて、その質問に私が答えることによって、オープンダイアローグの実践に向けての学びが深まったように思えましたね。 後半のオープンダイアローグによるロールプレイ実習も、みなさんリアルなロールを演じてくださって、それだけに実習の学びがやはり深まった感じ。印象的だったのは、ロールを終えて(ロールダウンして)振り返りの時間にスタッフの笑いが絶えないこと。それだけ真剣にロールを演じていたのでしょうね。素晴らしいです。 研修終了後は、約半数のスタッフが残って、その研修会場でそのまま懇親会が行われ、スタッフの手作りの美味しい沖縄料理と古酒・日本酒をいただきました。それもスタッフの感謝の気持ちが込められた楽しい時間でしたね。スタッフと語り合ったその場で、急遽私が沖縄にいる間に、BowLのケースカンファレンスに参加することが決まりました。いや〜楽しいぞ〜!!
下の写真、上の段左から)株式会社BowLのメインのお部屋。ここでロールプレイなどの研修を行いました。 上の段の右端から)研修後の懇親会の様子。沖縄料理やカレーなど手作り料理とお酒を楽しみました。
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《38》 |
沖縄国際大学 集中講義「社会福祉学特講A」講師 |
日 時 |
8月15日(月)〜19日(金) |
場 所 |
沖縄国際大学 |
内 容 |
講義+演習+質疑応答。
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参加者 | 沖縄国際大学の学生 約65名 |
メ モ |
4年ぶりに沖縄国際大学での集中講義を担当しました。もう沖国大の集中講義も3回目。どのように沖縄旅行プランを組めばよいのか、だいぶ慣れてきましたね。今回は思い切って集中講義の3日前にまず那覇ではなく、石垣島に入り、そので2泊してその間に石垣島周辺の島巡りをしてから那覇入りしました。いや〜リフレッシュできましたね。 5日間の集中講義は、これまで3回の中で最も参加人数が多かったのですが、参加学生の皆さん、朝9時からの講義が5日間連続でしたが、頑張ってしっかりと9時から参加してくれる人は多かったですね。今回は真面目な学生は多かったかな。 今回は、講義部分を大事にしながらも、小グループでのワークを多用しながら、その後の各グループからの報告をしっかりしてもらい、それを受けての私のコメントを丁寧に行ったことが、学びを深められたように感じましたね。 ただ5日間の集中講義は体力的にちょっとキツくなってきたかな〜でも、またの機会があると嬉しいですね。
写真左から)沖縄国際大学の建物。授業中の様子。学生がミニレポート書いている時にパチリ。 |
《39》 |
琉球ダイアローグ・プロジェクト(RDP)研究会研修 講師 |
日 時 |
8月20日(土)10時〜17時 |
場 所 |
アソシア社会大学(沖縄県北谷町) |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて・その背景思想について・リフレクティングについて」+演習+質疑応答。
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参加者 | RDP会員、沖縄県スクールソーシャルワーカー、医師、大学教員など 13名 |
メ モ |
私を沖縄国際大学に呼んでくださっている知名孝先生が中心メンバーとなっている研究会(RDP)が主催する研修会の講師を担当しました。上記の大学の集中講義の翌日でしたが、体調。体力は十分にありましたね。 研修会場の「アソシア」という福祉施設は、下の写真にもあるように開放的な雰囲気の良いところでした。 RDPの会員に加えて、知名先生のお知り合いの沖縄で活躍されているスクールソーシャルワーカーの方々や、7月末にあった久留米大学の公開講座に参加していた医師の方も参加してしてくださいました。ありがたいことです。 皆さんほとんどの方が対人援助職ということもあったので、講義はほどほどにして(と言っても1時間はお話ししましたが〜笑)、リフレクティングのワークやオープンダイアローグのロールプレイ実習を時間をたっぷりとって展開しました。やはり皆さんワークの体験から、しっかりオープンダイアローグのエッセンスを掴み取っているようでしたね。もっとワークのバリエーションを増やして、「体験から学ぶ」ことを推し進めていきたいと思えました。 今回の沖縄ツアー(?)最後のお仕事もしっかりやり切った感触をもてましたね。
写真左から)会場の福祉施設「アソシア」。研修会場の様子。研修中の様子。 |
《40》 |
東京都東村山市教育委員会主催 夏期子ども相談研修会 講師 |
日 時 |
8月23日(火)14時〜16時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義+演習「危機的状況にある児童・生徒への理解―校内での自傷行為や事故目撃等への対応について―」
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参加者 | 東村山市内の教員や市職員など、約60名 |
メ モ |
東村山市内に勤務する教員や市職員対象の研修会の講師を担当。テーマは「危機状況の子供への対応」ということだったので、この危機状況を「ミクロの危機状況」と「マクロの危機状況」とに分けて、それぞれの対応に仕方について講義していきました。2時間という微妙な時間設定だったので、出入りに時間を要するブレイクアウトルームはせず、参加者には講義を聞きながら、チャットに質問や感想を書いてもらうようお願いしてみました。 司会担当の方が臨床心理士の方だったので、講義を終えて、既に入っていたチャットの質問に答えていきましたが、チャットが入ってくるのが停滞したときは「ちょっと対話しましょう」と言って、いきなり司会者と私がテーマに沿った対話をしたりしてみました。(司会者はいきなりの無茶振り失礼しました!笑)そうしているうちに入ったチャットにまた答える感じで進行していきました。結果的には30分近くの時間、チャットでの質疑応答ができましたね。まあ、2時間くらいの講義はこのチャット利用をやっていくのはよさそうですね。ただ、チャットが停滞した時の工夫が少し必要なように感じました。 終了後、すぐに司会担当の方からメールをいただきました。 本日は貴重なお話、ご講義いただきまして、ありがとうございました。 マクロの緊急支援について、先生の実践事例も含めて、引き込まれる内容でした。 その分、最後に「楽観主 義」をおみやげとして持って帰れる構成の後味の良さに先生の臨床観を垣間見るようでした。 このようなコメントをいただけるのは、嬉しいものですね。東村山教育委員会とまたのご縁があると嬉しいですね〜
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《41》 |
SYプラクティス主催 「オープンダイアローグ練習の集い2022夏」コーディネーター |
日 時 |
8月27日(土)13時〜17時 ・ 28日(日)9時〜13時 |
場 所 |
SYプラクティス(東京都国分寺市) |
内 容 |
講義「3つの対話について」+演習「リフレクティングについて」+オープンダイアローグによるロールプレイ実習
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参加者 | 7名(スクールカウンセラー、小児科医、家裁調査官、保護観察官など) |
メ モ |
「SYプラクティス」という私のカウンセリングルームを2019年にオープンしてから、初めてそこを会場とした対面による2日間のオープンダイアローグ研修会を行いました。「プラクティス」という「実践」や「練習」という意味の名前をつけたのも、カウンセリング実践とともに、このような専門職の学びの場を作っていきたいという気持ちもあったので、感慨深いものがありましたね〜。そのための準備もしっかり行いました。 「OD練習の集い」なので、すでにオンライン上ではありますが、何度もお会いしている人ばかりでしたので、安心して開催することができました。いざ始めてみると、私のミニ講義への質問やワークなどへの参加者の積極性が感じられて、意見交換もスムーズに展開していき、いや〜やりやすい・やりがいを感じる研修になりましたね。1日目は午後に4時間、2日目も午前中4時間という時間構成も、参加者には評判でした。東京都内や千葉県からだけでなく、遠くは徳島県からの参加があったのは、嬉しかったですね! 計8時間の研修で、じっくり家族ロールを作ってのOD実習は、3セッションしましたが、それぞれ1つのまとまった展開になったのも良かったですし、その後の振り返りも色々な気づきがあったのが、私を含めて参加者の満足度も高くなった要因になったのではないでしょうか? 「ぜひ合宿を!」という声も上がって、このような対面での小グループでの研修は継続していきたいな、と強く思えましたね。次なる準備を始めていこうっと! 以下に参加者からいただいた感想をお示します。
●昨日と今日、オープンダイアローグ練習の集いではありがとうございました。 初めて対面での会に参加でき、皆様と対話できて、とても充実した週末を過ごすことができました。 水平的な関係では、リスペクトの気持ちが自然と生まれ(あるいはリスペクトの気持ちから水平的な関係が生まれるのかもしれませんが)、純粋な【もっと知りたい】という気持ちのままに、対話が進んだ感覚がありました。 一方で、まだ不確実性に耐えることに不慣れな面も多く、「どういう言葉を発するか」という迷い(垂直的対話)が自分の中で何度も起きました。 実践を積んでいき、不確実性に耐えることを鍛えていきたいです。 ●昨日・一昨日と大変お世話になりました。感想は、何より「楽しかった!」が先に出てきます。きっと、それが最も代表する言葉なのかなと、自分でも納得しています。 リアル研修を経て、もちろん学びは多かったのですが、自分がチームの一員にいても、「やれるかも」そういう自身にはなりました。
写真左から)研修開始前に2枚ほどパチリ。SYプラクティスの2つの部屋で行いました。研修の最初は片方の部屋で椅子を円形に並べて自己紹介など行い、次にリフレクティングの基本的ワークを行いました。 1日目の最後は明日に向けて「家族ロール」を3つの小グループに分かれて仕込み作業を行い、2日目は「家族ロールによるOD実習」を行いました。 |
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MeeetU主催 「幸せな結婚生活のためのヒント〜アドラー心理学が伝える知恵」講師 |
日 時 |
8月31日(水)20時〜21時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「幸せな結婚生活のためのヒント〜アドラー心理学が伝える知恵」
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参加者 | 一般の方 約30名 |
メ モ |
MeeetUというオンライン講座で、「幸せな結婚」というテーマでお話ししました。アドラーも元々「愛と結婚」というテーマで一般の人向けに講演や論考を書いていた人。それらの文献を参考にしながら、しっかりと準備をしてみました。やっぱり結婚生活も「水平的な関係であること」「協力」ということをおこなっていくことが大切なんですよね〜。出来るだけ噛み砕いて説明しましたが、まあ〜言いたいことは言えたかな? チャットを中心に質疑応答をしたのも良かったですね。
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