SYプラクティス主催

「夏のオンライン・レクチャー2022」のご案内

 このたびオンライン(Zoom)による講義を中心とした研修を企画いたしましたので、お知らせします。

 この「オンライン・レクチャー」は、日曜日や休日の午前中2時間で、さまざまなテーマ・内容で、講師がオンライン上でレクチャーをしていただくという企画です。

 第1回となる今回は、私八巻が講師を担当させていただきます。テーマは「アドラー心理学からオープンダイアローグへ」

 ここ数年、精神医学領域や臨床心理の業界で注目されている「オープンダイアローグ」ですが、医学や心理の世界にとどまらず、看護・福祉・行政・司法などなど、様々な領域の人たちが、今までになかった「開かれた対話を行うミーティング」を学び、実践しようとしています。

 私もオンライン研修としてこのオープンダイアローグの2種類の研修(体験の会・練習の集い)を、この3年ほど四季ごとに開催し継続しておりますが、毎回幅広い領域・職種の方が参加してくださっています。

 ただ、いざオープンダイアローグを実践するとなると、なかなか難しい。その理由としていろいろなものが考えられますが、オープンダイアローグは技法(例えばリフレクティング)や理論(例えば7つの原則)的なものだけをわかったとしても、その背景にある哲学や思想である「対話主義」をしっかりと理解していないと、実践することが難しいのかもしれません。しかしながら、この「対話主義」を提唱したバフチンの本の内容等を理解するのは大変難しいのが現状です。

 私は「対話主義」の理解のため鍵を握るのは、アドラー心理学だと考えています。私はここ数年、アドラー心理学の思想と対話主義の思想の共通性について、オープンダイアローグの実践をしながら考察を続けています。

 

 今回のオンライン・レクチャーは、オープンダイアローグのより豊か実践のために「アドラー心理学からオープンダイアローグの思想の流れとその共通性」について、できる限りわかりやすくお話ししたいと思います。この流れをしっかりと理解することが、オープンダイアローグ実践を着実に行っていく上での強みになると思っています。
 参加資格は特にありません。オープンダイアローグの実践に迷っている方、その思想・哲学を理解したいと思っている方、アドラー心理学やオープンダイアローグの研修は初めて・少しかじったが、もっとアドラー心理学やオープンダイアローグの日常の実践に興味のある方・アドラー心理学やオープンダイアローグの基本をしっかり学び直したいなど、どんな方でも参加できる研修です。
 参加人数は50名。大学院での講義のような、わかりやすく濃密な身のある講義や、質疑応答などが繰り広げられることを期待しています。関心とお時間のある方、是非ご参加ください。 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 日 時  2022年 8月7日(日) 10時〜12時
 内 容

  講義「アドラー心理学からオープンダイアローグへ」

 ・フロイトの垂直的思想とアドラー心理学の水平的思想について

 ・オープンダイアローグの水平方向と垂直方向の対話について

 ・水平的な思想「共同体感覚」を育みながら実践するということ など

 *最後に質疑応答の時間も取る予定です。

 講 師  八巻 秀(駒澤大学教授・SYプラクティス代表)
 参加資格  Zoomが使用可能(PCでもスマホでも可能)であれば、どなたでも参加可能。
 参加費  3,000円(事前振り込み。振り込み後の返金は行いません)
 定 員

 50名

 参加申込

  

 参加ご希望の方は、こちらのフォームに必要事項を打ち込んで「送信」してください。

 折り返し、参加費の振り込み等のご案内などをメールで返信いたします。