2020年度 講演会・研修会の予定一覧

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2020年度 講演会・研修会のレポート


 

10

「心理臨床家の集い2020夏」コーディネーター
日 時

2020年8月2日(日)10時〜12時

場 所 オンライン(ZOOM)による開催
内 容 参加者の自己紹介。ミニ講義「臨床に活かすアドラー心理学入門」。その後、参加者同士でリフレクティング・トークを行い、質疑応答や意見交換をするというゼミ形式で展開
参加者 小児科医、臨床心理士・公認心理師、など6名

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 6月に引き続いて、心理臨床専門家のための「集い」を行いました。6名の専門家が参加してくれました。その中には一緒に本を執筆した仲間や10年ぶりにゼミの教え子も参加してくれたのは嬉しかったですね〜! 今回は「臨床に活かすアドラー心理学入門」というテーマ。まあ私自身の永遠の(?)テーマですね! 前回より講義を少し長めの時間に設定して今の自分の考えを盛り込みました。私の講義と参加者のリフレクティング・トークなどを通して、参加者と濃密な対話ができました!。参加者の感想から色々な学びを列挙すると〜


・アドラー心理学を臨床実践に適用するためには、「個人」だけにとどまる原因論から「関係性」を重視した目的論へのセラピスト側の切り替えが重要! その切り替えをどう作るかがポイント。


・ライフスタイルを臨床で使うときは「あなたは○○だ」と診断的に決めつけないように注意する必要がある。それでは対話が止まってしまう。そうではなく「もしかすると○○かもしれない」と柔らかく提案し、それを聞いたクライエントがどう思うかが大事。その余地を残さないと対話にならない。セラピストはあくまでも仮説として提案し、そこから対話を始める。二人の間での認識の共有(共有言語づくり)をして行くというスタンスが大事。「お盆に(小さな)コップを乗せる」ように意識し、対話の場を壊さないようにする。お盆に大きなコップをドンと乗せると、もうお盆にスペースは残らず、そこで対話は終わってしまう。


 参加者からは「最初の八巻先生のプレゼンにものすごい熱量を感じました。きっと今までにない、新しい理論の展開の萌芽があるような気がします。何年か経って、その萌芽に立ち会えたことを自慢できる日が来るのを楽しみにしています。」という嬉しいお言葉もいただきました。そうですね。このアドラーの臨床実践をもっと発信していこうっと!  

 

写真)Zoom研修の様子。

 


 

9

岩手県教育委員会主催 令和元年度授業力向上研修(免許状更新講習)講師
日 時

2020年7月27日(月)14:35〜16:05

場 所 アイーナ(いわて県民情報交流センター)小田島ほ〜る(岩手県盛岡市)
内 容 授業力向上研修講座 講義「学校で活かす実効的なカウンセリング理論と技法」
参加者 岩手県内の小・中・高・特別支援学校の現職教諭、養護教諭、栄養教諭、など約400名。

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 また今年の夏も岩手県の教員対象の更新講習を担当してきました。岩手県はコロナ感染者ゼロという状況にもかかわらず、東京からの講師をちゃんと岩手まで呼んでくれました。ありがたいことです。もちろん研修中はマスクをつけてお話しさせていただきました。ソーシャル・ディスタンスのために会場はいつもの半分の参加人数。もう半分は別室でサテライトで行うという形でした。それでも全部で400名近くの方が聞いているので、やはり熱気はありましたね。グループ・ワークに乗ってこない参加者が一部いて、研修中も「どうしようかな〜彼らに何かできないかな〜」と自問自答していましたが、最後に「ワークしないとわからないことはあるもの。今日はやらなくても現場では是非試してみてください」とだけ言いました。う〜ん、もっと良い言い方があったかな? 

 

写真1)研修前に食べた冷麺と焼肉

写真2)アイーナの全景

 


 

8

「八巻の学外ゼミナール2020夏」コーディネーター
日 時

2020年7月24日(金祝)10時~12時

場 所 オンライン(ZOOM)による開催
内 容 「日常に活かすアドラー心理学入門」参加者の自己紹介。動画鑑賞。その後、参加者同士で質疑応答や意見交換をするというゼミ形式で展開。
参加者 公務員・社会福祉士・作業療法士・相談員など7名

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 ZOOMによる研修も今回で3回目。だいぶ運営と進行には慣れてきました。ありがたいことに、今回の「外ゼミ」も濃いメンバーが集まってくれました。それだけ学びが多かった。 終了間際に参加者の皆さんに「後でメールで感想を〜」とお願いしたところ、すぐに何人かの方からいただけました。それを読むのも勉強になりましたね。それも含めて振り返って見ると〜。

 

・過去の出来事は「客観的事実」と「主観的事実」を分けられる。前者は変わらないもの、後者は変わっていくあるいは変えられるもの。アドラー心理学によるカウンセリングも後者を主に扱うのかも。

・オンラインでのフリートークは「いかに率直に語り合える場を作るか」がポイント。そのためのアイスブレイクの時間は重要。

・参加人数が多くなればなるほど、語りの時間が短くなるのは当然。参加者全体をグループに分けて、リフレクティング・トークをやるとか、ブレイクアウト・ルームを使うなどして、場全体で「話す」と「聞く」を分ける機会を持つようにする工夫が必要。

・Zoomはホストが終了すると同時にチャット機能も使えなくなる。参加者が研修の余韻などに浸るために、ホストはすぐに終了にせず、何分間か残しておくという工夫も良いかもしれない。

 

 コーディネーターとして「仕切る」難しさとともに「オンライン研修における配慮と工夫」はまだまだ考える必要があると感じた外ゼミでしたね。

 

 


 

7

岩手県総合教育センター長期研修講座養成研修コース
日 時

2020年7月21日(月)10時〜12時

場 所 ZOOMによる開催
内 容 「オープン・カウンセリング」形式のワーク
参加者 岩手県総合教育センター長期研修生5名 +指導主事1名

メ モ

 

 岩手県総合教育センターの長期研修生対象のZOOMによる研修の2回目。今回から「オープン・カウンセリング」形式の研修が始まりました。「オープン・カウンセリング」とは、研修生ひとりずつ公開で私のカウンセリングを受け、それを他の研修生も観察しながら、カウンセリング後に討論するというもの。討論では、みんなで「カウンセリングでどんなんことが起こっていたか?」「セラピストの配慮や工夫はどのようなものだったか?」などについて、質疑応答も含めて討論していきます。3年前からこの長期研修生の研修で取り入れていますが、今回は対面ではなく初めてZOOMカウンセリングで行いました。お一人の研修生が名乗り出て、自分の「不安」について語ってくれました。60分きっちりとカウンセリングした後、皆で討論しましたが、研修生は皆初めて観るカウンセリングにいろいろな感想を持ったようですね。研修後に指導担当の先生から以下のような感想メールが届きました。

 

「本日は、貴重なご講義をいただき、ありがとうございました。本日の研修生の日誌から…『八巻先生の講座は圧巻だった。プロのカウンセラーの実力のすごさにただただ驚いた。60分のカウンセリングをカウンセラーとして実演していただき、面接開始から明確化、探索、統合、終結への流れが神業のようであった。Clをを追跡しながらそれでもしっかりと導いて解決までもっていく プロのカウンセリングを目の前でみせていただき感動的でもあった。今ここを積み上げ、積み上げ、上からさらに今ここの状況をとらえる。視界を広げていきたい。』 様々な視点から、学びを共有することができました。本当にありがとうございました。」

 

 まあ〜良い研修になったのではないかと思いますね。次回は8月末、また楽しみですね〜!

 

写真)カウンセリング後の討論の様子。

 


 

6

岩手県総合教育センター長期研修講座養成研修コース 講師
日 時

2020年7月14日(火)15時半〜17時

場 所 ZOOMによる開催
内 容 「自己紹介のお時間」のワーク
参加者 岩手県総合教育センター長期研修生5名

メ モ

 

 この岩手県総合教育センターの長期研修生とは、応募採用された岩手県内の教員が、1年間にわたって、センターにおいて「カウンセリング・教育相談」の研修を受けるというシステム。5年ほど前から私も数日間の研修をお手伝いするようになりました。研修生は毎年変わるので、今回は今年度の研修生と初めての(ZOOM上での)顔合わせ。最初は少々緊張感もありましたが、得意の「自己紹介ワーク」を行ったところ、次第にほぐれて最後の方はほのぼのとした雰囲気になりましたね。5人のメンバーも自己紹介を通してバライティーな方々がそろったな〜という印象。次回からは「ラーメン屋になるならラーメンを食べろ理論?」のもと、研修生全員が私のライブ・カウンセリングを受けるという形式で研修を進めていく予定。いや〜今から楽しみですね。

 

 


 

5

秋田県 秋田県福祉事務所管理職員 研修 講師
日 時

2020年7月7日(火)10:40〜15:30

場 所 ZOOMによる開催。参加者は秋田県社会福祉協議会館7階研修室
内 容 講義&演習「管理職者による部下への支援のあり方 ~適正な業務運営のために~」
参加者 秋田県・市福祉事務所の新任の福祉事務所管理職員 4名

メ モ

 

 秋田県内の福祉事務所管理職員(所長や課長など)ももう5年くらい続けてやっていますかね〜 ただ今年はコロナの影響で、私だけZOOMで東京から参加で、受講生は秋田の社会福祉協議会会館内の研修室で受講するというスタイルというパターンは先月の査察指導員研修と同じ。やはり先月に続いて2度目ということもあり、今回はこなれてきた感じでしたね。この研修はいかに日頃の苦労を「ざっくばらんに」語り合ってもらうように雰囲気を持っていくか、がポイント。うん、今回もまあ〜うまくいったかな? 数日後にきた研修の担当の方からのメールには、「先日は、課題別オンライン研修御指導ありがとうございました。査察指導員の方々と同様に、「違和感なく受講でき、楽しかったです」との感想を頂戴しております。とはいえ、直接講義を受けたかったです、とのコメント付きでした。」とのこと。まずまずかな〜?

 

写真)研修中のパソコン上の画面

 


 

4

一般社団法人国際心理支援協会主催「令和2年公認心理師現任者講習会」講師
日 時

2020年7月5日(日)と10日(金)いずれも11:00~17:00

場 所 5日はTriumph+02 Bldg. 2F(東京都 新宿区 若葉 2-2 :JR中央・総武線 四ツ谷駅 徒歩6分)。10日は 東京都 港区 赤坂 3-8-8 赤坂フローラルプラザビル 3階
内 容 「公認心理師の職責」「主な分野(司法・犯罪)に関する制度」「主な分野(司法・犯罪)に関する課題と事例検討」の講義の録画作業
参加者  なし

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 コロナの影響で、毎年行われていた公認心理師現任者講習会は、オンライン動画で行われることになり、今回はその動画録画の2日間の作業。初めて講義の動画を撮るということで、ちょっと勝手が違いましたね。例えば、オンラインなので、いつもの講義で得意とするグループディスカッションができないとか、時間が限られているので、つまらない冗句や雑談は言えない!?など、いろいろ戸惑いはあったかな。その代わり、噛んでしまったり、ちょっと言い過ぎても、取り直しがきくのはよかったかな? 面白い機会だったけれど、私はやっぱりライブが好きなんだと改めて自覚しましたね。

 

写真)撮影スタジオの様子。

 


 

3

秋田県 新任生活保護査察指導員 研修 講師
日 時

2020年6月26日(金)10:00〜15:00

場 所 ZOOMによる開催。参加者は秋田県社会福祉協議会館7階研修室。
内 容 講義&演習「査察指導員によるスーパーバイズについて」
参加者 秋田県・市福祉事務所の新任の生活保護担当査察指導員 7名

メ モ

 

 毎年恒例の生活保護の査察指導員(スーパーバイザー)の研修。今年はコロナの影響で、私だけZOOMで東京から参加し、受講生は秋田の協議会会館内の研修室で受講するというスタイル。初めてのスタイルの研修で、どうなるか少し心配でしたが、なんとかスムーズにできましたね。 内容は昨年と同じように講義は極力少なめにして、最初から丁寧に「自己紹介ワーク」から始めました。参加者が自己紹介しながらフリートークを中心に展開するというものですが、途中休憩を挟みながらも、自己紹介ワークだけで午前中の2時間半を費やしました。ZOOMであっても昨年同様、参加者一人一人が自己紹介していくたびに次第に硬かった雰囲気もほぐれていくのを感じましたね。参加者の「質問力」も鍛えられましたし、とてもよかった!
 午後からはこちらも昨年と同じように「聖域なき質疑応答の時間」を行いました。参加者自らテーマと会話の仕方を選んで、お昼休み時間中に自分がプレゼンするテーマとそれに対する会話方法を参加者からお昼休み中につのり、それを事前にメールで送ってもらって、それを見ながら午後の研修を展開していきました。 選ばれたテーマはやはり生活保護の仕事をやっていく上での現場ならではのものばかり。今回はスーパーバイザーの研修らしく、若手のケースワーカーにどう対応したら良いかというものが多かったですね。午前中のセッションですっかり会話になれた参加者の皆さんから積極的な意見も出てきて、まさにオープンダイアローグ的な雰囲気の中、進行していきました。「ここだけの話ですが〜」というセリフも参加者から多く出て、次第に安心・安全の空間が作られて、その中で現場の苦労を互いに語り合う場になっていったように思えましたね。
  生活保護という難しい現場の方のニーズにかなった研修の1つのあり方を作ることができたように思えました。それは、一方的な講義ではなく、参加者一人一人の声をオープンダイアローグしていくことなんだな〜とあらためて強く思いましたね。

 

 


 

2

「心理臨床家の集い2020春」コーディネーター
日 時

2020年6月14日(日)10時~12時

場 所 オンライン(ZOOM)による開催
内 容 参加者の自己紹介。ミニ講義「オンライン・セラピーの配慮と工夫」。その後、参加者同士で質疑応答や意見交換をするというゼミ形式で展開
参加者 臨床心理士・公認心理師、公務員、大学院生など5名

メ モ

 

 心理臨床の専門家がZOOM上に集まって語り合う「心理臨床家の集い」というゼミにような研修の場を開催。今回のテーマは「オンライン・セラピーをめぐって」。このコロナ情勢の中、私自身もそれまではスーパービジョンだけ実施していたオンラインSVをカウンセリングにも実施するようになり、その体験から気づいたことについて、ミニ講義をさせてもらいました。 その後は参加者が自由に語り合うというオープンダイアローグ的な展開でしたが、やはり参加者からはいろいろなアイディアが次々と出てきて、いや〜オンラインでのセラピーの可能性が広がった感じですね。やはり、対面のカウンセリングとは違う次元のセラピーが展開されているんだというセラピストの「意識」は重要なんですね。セラピーに限らず、このようなZOOM研修の可能性も広がりました。今後どんどんやっていこうっと!

 

 


 

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「八巻の学外ゼミナール2020春」コーディネーター
日 時

2020年6月14日(日)10時~12時

場 所 オンライン(ZOOM)による開催
内 容 参加者の自己紹介。ミニ講義「コロナとのアドラー心理学的関わり方」。その後、参加者同士で質疑応答や意見交換をするというゼミ形式で展開。
参加者 臨床心理士・公認心理師、公務員、大学院生など4名

メ モ

 

 オンライン(ZOOM)による研修を初めて企画して実施してみました。 このコロナ情勢の折、予定していた講演や研修が次々と中止になっている中、「この情勢の中で、何かできることはないか?」とこの3ヶ月間ずっとモンモンと考えていました。スーパービジョンやカウンセリングでは、少しずつオンライン(LINEやZOOM)によるものをすでに始めていましたが、研修はまずはいくつか他のオンライン研修を受講してみて、その上で自分なりにZOOM研修の形式はどのようなものが良いのかを考えてみました。結論としては、参加人数は少人数に抑えて、できるだけ相互交流ができるゼミのような型式がベターかなと思い、まずは以前からやっていた「学外ゼミナール」をZOOM研修で展開することにしました。 いざやってみると、参加者に恵まれて、後半の討論(聖域なき質疑応答の時間)ではいろいろ身になる意見が出てきて、むしろこちらも勉強になりましたね。
 来週は専門家向けの同じようなゼミ形式の「集い」を行う予定。こちらも楽しみです。