この「オンライン・レクチャー」は、日曜日や休日などの午前中2時間で、臨床心理学におけるさまざまなテーマ・内容で、講師がオンライン上でレクチャーをしていただくという企画。
第2回目となる「オンライン・レクチャー2022秋」は、催眠臨床家であられる松木 繁(まつき・しげる)先生(花園大学教授・松木心理学研究所所長)に「自らの催眠臨床を語る」と題してお話ししていただきます。
松木先生はそれまでの「伝統的な催眠療法」からクライエントとセラピストとの「関係を重視した催眠療法」へと臨床スタイルを変えてきて、「トランス空間」という発想を持つようになってきました。その流れを以下の3部構成でお話しいただきます。
① 伝統的な催眠から「関係催眠」へ
② 守られた空間としての「トランス空間」
③「トランス空間」論からの発展
これら3部を一区切りずつお話をいただき、その後、参加者からの質問などを挟みながら進行していき、最後は全体的な討論の時間にしたいと考えております。
「催眠」はいまだに偏見がありますが、あらゆる心理的アプローチの「土台」となる現象、あるいは心理臨床活動における「打出の小槌」のような色々な可能性を持った技法であると思います。この現象や「トランス空間」を臨床においてどのように創出し扱っていくのかについて、催眠臨床の職人である松木先生から学べる格好の機会となるでしょう。
参加資格は問いません。「催眠療法・催眠現象」について興味・関心のある方、現代における催眠について学んでみたい方など、どうぞご参加ください。
松木 繁 先生のプロフィール
1952年 熊本県生まれ京都育ち 臨床心理士。公認心理師。
臨床催眠指導者資格(JSCH)。指導催眠士(JSH)。
現在、花園大学社会福祉学部臨床心理学科教授。松木心理学研究所、こころの相談室“り・らあく” 所長。 鹿児島大学名誉教授。
主な著書に
・「催眠心理面接法」(田中新正,鶴光代,松木繁 共編著 金剛出版, 2021)
・「無意識に届くコミュニケーション・ツールを使うー催眠とイメージの心理臨床」(遠見書房,2018)
・「催眠トランス空間論と心理療法―セラピストの職人技を学ぶ」(松木繁編著・遠見書房,2017)
など多数。
日 時 | 2022年 10月30日(日) 10時〜12時 |
内 容 |
講義「松木繁先生、自らの催眠臨床を語る」 ① 伝統的な催眠から「関係催眠」へ ② 守られた空間としての「トランス空間」 ③「トランス空間」論からの発展 など *各パートごとに最質疑応答の時間をとりながら進めていきます。 |
講 師 |
松木 繁 先生(花園大学 教授・松木心理学研究所 所長) 《司会進行》 八巻 秀(駒澤大学 教授・SYプラクティス代表) |
参加資格 | Zoomが使用可能(PCでもスマホでも可能)であれば、どなたでも参加可能。 |
参加費 | 3,000円(事前振り込み。振り込み後の返金は行いません) |
定 員 |
50名 |
参加申込 |
参加ご希望の方は、こちらのフォームに必要事項を打ち込んで「送信」してください。 折り返し、参加費の振り込み等のご案内などをメールで返信いたします。
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